2020年、ロレックスは転換期を迎えています。次世代型ムーブメントの登場や「SWISS MADE」の表記変更、主力機の新型移行も少しずつ始まっています。ロレックスのスポーツモデルはディスコン(廃盤)すると価格が急上昇することで知られています。ディスコンになる前が買い時で最後のチャンスと言えます。
2020年の新作発表は新型コロナの影響で、バーゼルワールドが延期となり、先日ロレックスが9月1日から新作発表をおこなうとアナウンスしたばかりです。
新作発表は生産終了発表の場でもある
毎年ロレックスはバーゼルワールドにて新作を発表していますが、その裏ではディスコン(廃盤)になるモデルもあるわけです。
2019年はGMTマスター2が青黒、黒ともにディスコンになりGMTマスター2はジュビリーブレスのみになりました。
新作予想もしているので見てみてください。2020年はエクスプローラー1やサブマリーナなど、ROLEX社にとって重要な機種がモデルチェンジ時期です。
現在のラインナップはもちろん充実していますが、販売開始からすでに10年以上経過しているものも中にはあります。
この記事では、コロナウィルスの影響で延期になった2020年にディスコンになる可能性のあるモデルを紹介していきます。
グリーン サブマリーナ Ref.116610LV
souce:ROLEX
販売開始:2010年~
2003年にサブマリーナ誕生50周年を記念し発表されたRef.16610LVの後継機種として、ダイヤルカラーをブラックからグリーンへ変更した現行グリーンサブマリーナ。
大変人気な時計で、価格もこの2,3年で1.5倍ほどに上昇しています。
スタンダードな黒のサブマリーナデイトのモデルチェンジはこれまで10年ごとなので2021年には新型へ、またはディスコンになるはずです。
もしもグリーンサブマリーナ自体が無くなれば簡単に200万円は超えてくるでしょう。
グリーンサブマリーナもROLEX社のコーポレートカラーなのでいいですが、最近は青いダイバーズウォッチも流行りなので、ステンレスモデルに違う色というのもあるかもしれません。
サブマリーナ デイト Ref.116610LN
souce:ROLEX
販売開始:2010年~
サブマリーナはデイト付きが2010年から生産されており、ちょうど2020年がモデルチェンジの時期になります。
ノンデイトは2012年から製造されているのでもうしばらくはこのままでしょうか。ここ最近ではROLEX社がムーブメントの更新を急いでいる感もあるので2本同時に新型へ移行というのもないこともないでしょう。
それにしてもモデルチェンジの噂があるためか、去年からの価格の高騰は凄まじいものがあります。
並行新品価格は現在では120万円超えです。
この116610LNはセラミックベゼルやブルーパラクロムひげゼンマイなど大きくブラッシュアップされただけに、次回のモデルチェンジはムーブメントの変更など、内面の方に力を入れてブラッシュアップするのだと思います。
ミルガウス Ref.116400GV
souce:ROLEX
販売開始:2007年~
販売開始からすでに10年以上が経過したミルガウス。2019年のバーゼルワールドでもディスコンの噂はかなりありました。
すでにグリーンサファイヤ風防の付いていないRef.116400はディスコンになり、価格も上昇中です。
このモデルはミルガウスとして20年ぶりに復活したので、後継機種も期待したいところ。
伝説的な初代ミルガウスのオマージュ的な作品で遊び心あふれる作品だったので、さらにシンプルなセカンドモデルのRef.1019を彷彿とさせる新型を期待したいですね。予想記事はバーゼルワールドのカテゴリーからどうぞ。
現在でも他のモデルに比べれば比較的価格の上昇は緩やかなので今のうちにゲットしましょう。正規店でも他のステンレスロレックスに比べれば、まだ可能性はあります。
エクスプローラー1 Ref.214270
souce:ROLEX
販売開始:2010年~
エクスプローラー1は先々代のRef.14270から10年周期でモデルチェンジしています。
そうなると、新作は2020年に出るはずです。現行エクスプローラーは旧型より3mm大きくなるというとてつもない変化がありました。
しかし、エクスプローラー1は大きくなって賛否両論あります。
オーデマ・ピゲやヴァシュロン・コンスタンタンなどもサイズダウンしたロイヤルオーク、オーヴァーシーズを出しています。
エクスプローラー1にはバリエーションはありませんが、新作では37mmなど、サイズダウンさせてくると面白いですね。
エクスプローラー1の新作予想記事を書いたのでぜひ見てください。個人的にはRef.1016が好きなので、文字盤のフォントを旧型に寄せてくれると嬉しいです。それなら買うな。
エアキング Ref.116900
souce:ROLEX
販売開始:2014年~
現行のエアキングはエクスプローラー1の文字盤とミルガウスのムーブメントを搭載したいわゆるいいとこどりのモデルです。
緑のコーポレートカラーの秒針。イエローのクラウンマークとロレックスには珍しく派手な一本です。
勝手な予想ですが、エクスプローラー1をマイナーチェンジさせるために出されたモデルだと思っています。よく見ると、ベースの文字盤はブラックアウトのエクスプローラー1と同じでしょ?
そう考えると2010年から生産した文字盤を消費している状態なので、来年で約10年。
ディスコンして流用モデルではなく、全く新しい姿を見せて欲しいですね。文字盤に夜光塗料が塗られていないところは評判がよくないので、このあたりを改善してほしいです。
また、本格的なパイロットウォッチになってないので、ベゼルやケースになんらかの仕掛けをしてくると面白いと思います。
終わりに
ロレックスは廃盤になる時は突然HPや価格表からそのモデルが消えます。
何のアナウンスもなくHPからモデルが消えたりと、謎めいたこともマーケティング戦略の一部になっています。
2019年にはバーゼルワールド直前でHPに新作を載せてみたりと毎回楽しませてくれます。
新型コロナウィルスの影響で、毎年3月に行われるバーゼルワールドが中止、9月へ延びたわけですが、ディスコンに影響はないと思われます。現在もロレックスのHPでは依然変わりなく表示されていますが、新作発表と同時にいくつかのモデルがなくなるはずです。
まあ、ディスコンはアナウンスされるわけではないし、正規店に行っても在庫がないのでよくわかりませんが。
ところで、ディスコンになるモデルは毎回価格が高騰します。特にスポーツモデルは著しいです。2019年のバーゼル後は青黒のGMTマスター2は爆上げしました。投資と考えて購入してみるのも面白いと思います
ここで紹介したモデルは来年以降もあるかもしれないしないかもしれません。
欲しいモデルがあれば今のうちに!!をおすすめします。