美しい装飾やディテールで見るものを惹きつけてやまないブレゲの腕時計。そのどれもが芸術品で、所有欲も高く世界中の時計ファンから常に注目を集めます。しかし、ネットの噂話では壊れやすいということがよく書かれています。実際はどうなんでしょうか?
世界で5指に入る時計ブランド
世界の腕時計ブランドの中でも最も有名なのがロレックス、最も格式が高くNo.1ブランドと言われるのがパテック・フィリップというのは、この記事にたどり着く方ならご存じのはず。
腕時計の世界では、パテック・フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ・ピゲが雲上三大ブランドと言われます。そしてそのすぐ下に現在位置するのが、ドイツの高級メーカーであるランゲ&ゾーネ、そしてフランス発祥のブレゲです。
ブレゲの登場は1775年。世の中の出来事で言えばアメリカ戦争が勃発し、浮世絵で日本を代表する画家である葛飾北斎がまだ15歳のころ。歴史の教科書のような話です。
そのため、ブレゲの顧客にはナポレオン・ボナパルトやマリーアントワネットなどがいます。フランスの王族のためにい工房を開いたというのが始まりです。
壊れやすいというのは本当か?
ネットを見ていると、ブレゲの腕時計は壊れやすいという記述をよく見ます。
しかし、そのほとんどが「聞いた話ですが」とか「噂話ですが」という前置きが付いています。
ハッキリと使い始めてすぐに壊れましたという話はどこを探しても見つかりません。
ではどこで「ブレゲは壊れやすい」というイメージが付いたのか?
それはYahoo知恵袋だと思います。
Yahoo知恵袋で「ブレゲ 壊れやすい」を検索してみると、ブレゲの購入を考えている人が、ブレゲは壊れやすいんですか?という質問をよくしています。
見てもらうと一番わかりやすいと思います。
全ての回答が、「普通に使用できている」「機械式腕時計自体が壊れやすい」という回答がなされていると思います。
割と商品に辛口な価格ドットコムのユーザーレビューでも、壊れやすいということは一切書かれていませんでした。
このことから、ブレゲが高級腕時計の中でも特別壊れやすいというイメージは持たなくても良いと思います。
ユーザーのレビュー
ツイッターユーザーにも多くの人が、ブレゲの腕時計の画像をあげていますが、故障に関するものはありません。基本的に大絶賛です。私の周りにもブレゲをしている人はいますが、他のブランドと特に差は感じないと皆さんに言われます。
インスタグラムなんかで見ていると本当に欲しくなるモデルばかりですよね。
ブレゲの維持費は高い!!
ブレゲを傘下に収めている親会社のスウォッチグループのサイトには、ブレゲの腕時計のオーバーホール代金が一覧にして載せてあります。
・・・。やはり高いです。オーバーホールを中心としたコンプリートサービスではシンプルな3針自動巻きやアエロナバルなどのクロノグラフで¥96,800です。
ほぼ10万円。ロレックスの1.5倍のオーバーホール代金ですね。
もちろんそれ以上に複雑な機構の付いたモデルであれば、価格はさらに上がっていきます。
ブレゲは安心して買える?
ブレゲは機械式腕時計なので、クォーツの腕時計に比べればもちろんデリケートなところはありますが、他のブランドの機械式腕時計と同じく大事に扱えば、普通に使えると言ってよいでしょう。
ただ、文字盤やケース、内部のムーブメントにも装飾を施すなど、世界トップのブランドらしく細部まで非常にこだわって作られているので、部品交換にならないように定期的にメンテナンスは受けた方が結果的に安上がりになると思います。
どんなモデルもいつまでも使える腕時計なので、大事に愛用していきましょう。