ロレックスの維持費ってどれくらい?月にワンコインです。

スポンサーリンク
ROLEX/ロレックス

※当ブログではリンク先にプロモーションを含むことがあります。

ロレックスが欲しくなると気になるのがやっぱり維持費です。ロレックスって高いんだよね?じゃあ維持費はどれくらいかかるの?ということで、ロレックス歴5年の私が解説していきたいと思います。

ROLEXは機械式腕時計


ロレックスの現行モデルはすべて機械式のムーブメントが入っています。ムーブメントとは腕時計の動力源です。

世の中の大半の腕時計はクォーツ式のムーブメントが使われています。針が一秒ごとにチッチッチッチと動く時計ですね。これは電池と水晶振動子というもので時間を計っています。

機械式の腕時計はその名の通り、ゼンマイや歯車などが複雑に絡み合った機械で時間を計ります。機械式とクォーツ式の腕時計の違いは他で調べてもらうとして、機械式の腕時計は維持費が高いというイメージがあると思います。

機械式腕時計の維持費=オーバーホール料金

機械式腕時計の維持費はイコール、オーバーホール料金になってきます。オーバーホールとは機械式腕時計の維持に絶対必要なメンテナンスのことです。

部品をすべて分解して、洗浄し、再度組み立てて油を塗布、調整を加えるという手間がかかるため、時計自体の商品価格が安くてもオーバーホール料金はけっこう高くつくことが多いです。

時計が5千円でもオーバーホール料金は一万円とかそれ以上になるイメージです。

ちなみにロレックスのオーバーホール料金はそんなに安くありません。
※オーバーホール料金の中には研磨代も含まれています。

ROLEXの行うオーバーホール

① 分解
② ムーブメントの洗浄
③ 部品の交換
④ ムーブメントの注油と組み立て
⑤ タイミング調整
⑥ ケースとブレスレットの研磨仕上げ
⑦ ケースの再組み立て
⑧ 防水検査
⑨ 最終品質検査
⑩ 2年間の国際サービス保証

ROLEXの各モデルのオーバーホール料金

■自動巻き/カレンダー無(エクスプローラー・パーペチュアル・エアキング・ミルガウスなど):47,300円
■自動巻き/カレンダー有(デイトジャスト):48,400円
■GMT・ダイバーモデル(エクスプローラーⅡ・GMTマスターⅡ・サブマリーナ・シードゥエラー・etc.):49,500円
■デイデイト:60,500円
■コスモグラフデイトナ:66,000円
※価格は全て税込み 2020年現在

これプラス交換する部品代が入ってきます。よくあるのがゼンマイ歯車などの摩耗しやすい部品です。使い方や頻度にもよるとは思いますが、オーバーホール料金にプラス5000円~10000円くらいは見ておいたほうがいいでしょう。

ちなみにこれは現行品のオーバーホール料金です。旧式のモデルやヴィンテージモデルのほうがオーバーホール料金は高くなる傾向にあるようです。

2020年に旧型5桁モデルのデイトナをオーバーホールに出された方によると、オーバーホール料金だけで12万円、ヴィンテージモデルであるエクスプローラー1 Ref.1016は13万円かかったと聞きました。

オーバーホール料金を安く済ませるには

オーバーホール料金を安く済ませたいなら、民間の業者に出すのが一番です。もちろんピンキリなので、安心してお願い出来て安いところがいいですよね。こちらの記事にもありますが、ウォッチカンパニーという業者が個人的におすすめです。理由は、時計技師をちゃんと自社で抱えているところです。

オーバーホールの受付だけして時計は素性もわからない格安業者に出すようなところよりは、どんなひとがオーバーホールに携わっているか顔が見える方が安心ですよね。関連記事で詳しく書いていますので見てみてください。

受付だけやっている業者ではてきとうな対応をしてくるところもけっこうあるようなので、口コミや評判は必ず調べましょう。

腕時計のオーバーホールならこの2社が断然おすすめ。断言します
高級腕時計はたいていが機械式なので、オーバーホールを定期的にする必要があります。安くすませたいけど、よくわからない業者に大切な時計を預けるのは心配。そんな方におすすめの修理会社を2社ほど紹介します。
『時計修理の千年堂』はなぜブログで押されてるのか?|評判は?
最近よくWEB上のメディアで見かけるようになった「時計修理の千年堂」。低額のオーバーホール料金で一流のオーバーホールをおこなうという触れ込みですが、本当にそうなんでしょうか?

その他なにがかかる?


季節によってベルトを変えたりすれば、その分お金がかかりますし、毎日セルフメンテナンスをしたいこだわり派ならメンテナンス用品にも多少お金がかかります。

また、いくらロレックスが頑丈と評判でも、G-SHOCKのように耐久性があるわけではありません。腰の高さから地面に落とせば一発で壊れます。機械式腕時計とはそんなものです。

また、ロレックスのガラスはサファイアクリスタルガラスと言うもんのすごい硬いガラスを使っていますが、普通に生活していてもぶつけて傷が入ることもありますし、ヒビや割れが生じることもあります。相当強くぶつけないとありませんがね。

そうなると、やはり部品交換の必要が出てきます。ロレックスのサファイアクリスタルガラスは1枚12000円ほどです。プラス工賃ですね。

機械式腕時計の基本的なお手入れ方法&保管場所|お便利グッズも
腕時計のお手入れ、日ごろからしていますか?毎日身に着ける腕時計は、いくら頑丈にできていてもお手入れを怠れば寿命を縮めてしまう可能性があります。自宅メンテに必須のケアグッズも紹介しますので参考にしてください。

腕時計の保険

腕時計の保険というのは基本的にありません。

各種保険に付いてくる携行品損害補償特約個人賠償責任保険などが腕時計にかけられる保険として挙げられると思いますが、制約や補償金額の上限などがあり、残念ながら実用的ではありません。

そう、基本的に保険会社から受けられるもので、「腕時計の保険」というのはないのです。

しかし、購入時に購入したお店でかけられる「保険的なもの」はあります。

例えば、並行輸入店であるロデオドライブさんが扱っている、「1000円で修理保証」というものがあります。

これはロデオドライブで腕時計を購入する際に入れる保険のようなもので、購入時に入会すると、1年未満は1000円で100%、それ以降は90%、80%と率は下がっていきますが、3年間の保証が受けられるというものです。

通常のお店の保証は自然な故障や不具合に限られますが、この「1000円で修理保証」に入会すれば、あやまって腕時計を落としてガラスが割れたとか、洗濯機に入れてしまって水が浸入してしまったなどの事故時に1000円で修理ができます。

加入金はそんなに安くありませんが、高額な腕時計になるほど、修理費も大きくなってきますので、ぜひロデオドライブさんで時計を購入する時には加入をおすすめします。だいたい、ロデオドライブさんは時計自体の金額も激安店の部類に入るので、入らない手はないですよね。

HP:ロデオドライブHPはこちら

まとめ

ロレックスの維持費ですが、毎回オーバーホールに60,000円ほどかかるとします。現行品では10年に一回のオーバーホールでいいそうです。

そうすると、年間の維持費は6,000円ほどかかる計算になりますね。これをさらに365日で割ると、1日16.4円です。月では493円とワンコインですね。

こう考えると、ROLEXの維持費ってけっこう安くないですか?

ロレックスの商品ページへ