カルティエ ウォッチは普遍性があり、永くにわたって愛用できる魅力を持っています。この記事では、カルティエのメンズウォッチを紹介していきます。
ジュエラーという顔も持っているため、時計メーカーという認識が薄く感じるところもあるかもしれませんが、女性に特に人気モデルのタンクをはじめ、世界初の男性用腕時計「サントス」を造ったという歴史もあり、時計史でも輝かしい功績を残した「名門時計メーカー」です。
カルティエの腕時計は大人の男に愛される
渡辺謙さんを始めとし、日本人の著名人にも実は愛用者が多いカルティエ。しかもこのブランドを着ける人は、その魅力にはまってしまって、なかなか他のブランドに手が出せないと言います。
この記事ではカルティエの人気モデルを白文字盤で見ていきましょう。
カルティエウォッチに共通するデザイン
souce:klocksnack
カルティエウォッチの各ラインナップにある、スタンダードな人気モデルは共通して白文字盤にローマ数字という組み合わせです。この組み合わせは最もフォーマルな組み合わせと言われています。大人っぽい一本ですね。
主要人気モデルにこの白文字盤がある事で、Cartierの腕時計はドレスウォッチとして認識されてきました。1904年にルイ・カルティエが友人であるアルベルト・サントス=デュモンにサントスを造ってから100年以上、このアイデンティティは変わりません。
この普遍性がカルティエウォッチが今も世界中で愛されている理由です。
世界初の男性用ウォッチ『カルティエ サントス』
世界で最初のメンズウォッチと言われるサントス。
1911年、航空界のパイオニアであるアルベルト・サントス=デュモンは、友人のルイ・カルティエに飛行時に懐中時計を取り出して時間を見ることが困難だと打ち明けます。
その3年後、ルイ・カルティエは、友人のために、腕に着けることを前提とした最初のモダンウォッチをつくり、時計製造業界に革命を起こしました。1914年に誕生した腕時計は、先見性でつながりあった2人が実験的研究の末に生み出した傑作です。
100年以上前にデザインされた時計が今も造られているということにロマンを感じませんか?
カルティエ サントスは現在も造り続けられている最古のメンズウォッチです。
戦車をモチーフにした『カルティエ タンク』
主に女性に人気の腕時計、カルティエ タンク。丸っこくて可愛いバロンブルーとは双璧をなす人気ぶりです。
見た目は可愛らしいんですが、意外にもこのモデルが誕生したのは”戦争”がきっかけです。
タンクの製作が始まったのは、第一次世界大戦の真っただ中である1917年。この戦争で初めて使用され、戦争の終結に貢献したといわれるルノー製の戦車を参考にケースをデザインしました。
だからその名も、戦車を意味する「タンク」なのです。
この腕時計は、第一次世界大戦に参戦したアメリカ軍 ジョン・パーシング将軍に贈られたことでも有名です。
幅が細いため、着け心地もよく、価格もリーズナブルなので初めてのカルティエウォッチとしておすすめのモデルです。
女性に人気の『バロンブルー』
バロンというのはフランス語で風船という意味。
その名の通り、風船のように丸っこいフォルムが一番の特徴です。リューズすらもケースに一体化。ガラス風防も丸っこいというくらいのこだわりようです。
このバロンブルーは主に女性に人気のあるモデルですが、最近ではメンズモデルもラインナップされ、人気が上がってきました。ブラックコーティングを施した男らしいモデルもあり、あまり人と被らないというところもファンを増やしている理由です。
スマートなメンズモデル『ドライブ ドゥ カルティエ』
2016年に登場したコレクション、ドライブ ドゥ カルティエ。
このモデルの名の由来は、クルマを運転する“ドライブ”ではなく、もっと内なるものの躍動、駆り立てられるような衝動という意味がそこには込められています。クッション型の緩やかなフォルムながら、それは騒動によって爆発寸前の魂にも見えます。
ゴールにたどり着こうと躍動する男の腕時計。それがドライブ ドゥ カルティエなのです。
カルティエのダイバーズ『カリブル ドゥ カルティエ』
女性に人気のジュエラーだけに、時計もレディースラインがメインであるカルティエ。そんなブランド背景の中、”メンズライン”として生まれたのがカリブル ドゥ カルティエです。
エレガントな文字盤で一目見ればカルティエとわかりますが、そのフォルムは力強く、メンズラインとうたわれているのもわかります。防水性も300mとダイバーズウォッチとしての基準をクリア。
ロレックスやパネライと並べても、遜色ないカルティエのスポーツウォッチとなっています。
もちろんダイバーズウォッチらしく、黒文字盤、回転ベゼルのモデルもあり、これは人気も一段と高いようです。
初の自社一貫生産、マニュファクチュールとして造られたモデルでもあり、二重の意味で歴史を刻んだ記念すべきコレクションです。
現在は中古品なら60万円代前半で購入出来ます。高級ブランドのダイバーズウォッチはここ数年で一気に市場価格が上がってきているので、今ダイバーズウォッチをお探しなら一番おススメしたいモデルです。
定番モデル 『ロンド』
カルティエのウォッチコレクションの中でも最もスタンダードなモデル。ロレックスでいえばオイスターパーペチュアルにあたる立ち位置でしょうか。その名の”ロンド”とは常に時が廻り続ける、『永遠の時』をあらわしています。
薄型でクォーツのモデルもラインナップしており、カルティエのモデルの中でも最もリーズナブルな価格設定になっています。
バリエーションも豊富です。
カルティエの腕時計はペアウォッチとしても人気
カルティエのモデルはペアウォッチで揃えられるモデルが多く、エンゲージウォッチとしても人気があります。
どれも永く使えるモデルばかりなので、パートナーと揃えてみるのもいいかもしれません。
最近では、バロンブルーにもメンズサイズのモデルがあるので、パートナーの好みにあえて合わせて揃えてみてはいかがでしょうか。
イギリス人は、信頼を置く人にはカルティエを贈る
伝説的なロックバンド Queenのヴォーカル、フレディ・マーキュリー。彼がカルティエ ウォッチを着けていたかはわかりませんが、贈り物にカルティエウォッチを選んでいたことは確かです。
日本に来日された際には、ツアーでお世話になったスタッフにカルティエの腕時計を贈ったのは有名な話です。「イギリス人は、信頼を置く人にはカルティエを贈るんだ」そう彼は語っていました。
クィーンのボディーガードを務めた伊丹氏は、今もフレディから贈られたカルティエのサントスを着けられています。
カルティエのメンズ ウォッチ おすすめモデルをチェック!! まとめ
エレガントなカルティエウォッチ。いかがでしたでしょうか?
ロレックス、オメガ、タグ・ホイヤー、パネライ、IWCなど世の中には魅力的なブランドが沢山ありますが、いつの時代も変わらず、エレガントな独自の路線を突き進むカルティエのモデルは、大人な男性にこそ似合うと思います。
仕事にも家庭にも、変わらない平穏を手に入れた男の腕には、カルティエウォッチが輝くことでしょう。