2000年代に入ってから登場し始めたデカい腕時計。最近ではまた小型化してきていますが、やはりデカい腕時計は魅力的です。「せっかくいい腕時計をしたいならしっかりと主張したい!!」という方向けに、人気時計ブランドの大きいサイズの腕時計を紹介していきたいと思います。
ウブロ ビッグバン
経営難にあえいでいたウブロの救世主的なモデルである『ビッグバン』。現在のブランドコンセプトである「フュージョン」の初期の一本。
時計界の伝説的なプロデューサーであるジャン・クロード・ビバー氏が、CEOに就任後の翌年である2005年にデビューし、ウブロ史上最大のヒットを記録したモデルです。
数々のコンセプトモデルがありますが、どのビッグバンにもセラミック、カーボン、ラバー、ジーンズなどの異素材を組み合わせており、他のブランドにはない弾けっぷりが魅力的です。
時計自体の質感も非常に高く、造りの良さもファン層を広げてきた要因です。
ビッグバンの基本サイズは44mm。大き目なサイズ感も時代の流れに合っていたのでしょう。バリエーションはかなり多いので、好みの一本が見つけやすいと思います。
IWC ビッグパイロットウォッチ
もともとIWCは他のメーカーに比べて、大き目のムーブメントを時計に内蔵しています。これは強度と精度を保つためです。
時計のサイズ自体はそれほど大きいブランドとは言えない、IWCですが、この『ビッグパイロットウォッチ』はその名に恥じない大きさを誇っています。
ケースサイズは46mm。ベゼルも非常に細いデザインなので、そのぶん文字盤も大きく見え、数字以上に大きく見えます。
視認性は非常に高い一本です。パイロットのための時計として、耐磁性もあるため、日常使いというかタフな使い方をしても永く使えるモデルです。
タグホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー01
タグホイヤーの中でも人気の高いシリーズである『カレラ』。10万円台のシンプルなクォーツ式からスケルトン仕様の文字盤で、機械式のムーブメントの動きがみられる本格的な仕様のものまで、幅広い層から受けるバリエーションがあるのも魅力的です。
そして何より、どのモデルもオンでもオフでも、プライベートでもビジネスでも使えるバランスの良さがカレラが選ばれる理由だと思います。
カレラの最も多きサイズは45mmのケースサイズがあるカレラ キャリバー ホイヤー01です。自社製クロノグラフムーブメントである『ホイヤー01』を搭載し、両面ともスケルトン仕様で内部の美しい動きを見ることができます。
ベル&ロス BR01
1970年代に使われた航空機コックピットの計器にインスパイアされ、制作された『BR01』。サイズは46mmです。
ベル&ロスの顔とも言えるべきシリーズで、ダウンサイズさせたモデル『BR03』も人気があります。
正四角形の特徴的なフェイスはミリタリー色が強いですが、そのファッション性から登場後すぐにファッション関係者をも魅了しました。
日本では有名俳優であった、水嶋ヒロさんが着用して認知度が上がりました。
ベル&ロスの顔と言えるコレクションだけあって、これまで150種類以上のバリエーションがあります。
セイコー プロスペックス マリーン マスター
ここではいわゆる、『ツナ缶』型のプロスペックス マリーンマスターです。サイズは49.4mmと5センチに迫る大きさがあります。
ツナ缶以外の形状のモデルも基本的に44mmと大型の腕時計になります。
プロスペックス マリーンマスターはデザイン的のもプライベートでの使用がいいかと思いますが、スーツスタイルの外しにも使うことができます。
どのマリーンマスターも、本格的なダイバーズウォッチとして制作されているので、日常使いでも安心して使うことができます。
ブライトリング スーパーオーシャン ヘリテージⅡ 46
ブライトリングの1960年代のダイバーズウォッチから着想をえた『スーパーオーシャン ヘリテージ』。ヴィンテージ調のフェイスに最新のダイバーズ機能ということで、最近の流行に沿ったデザインと言えます。
同ブランドの中でも大型の46mmサイズです。
スーパーオーシャンの3針モデルなど、シンプルなものは他社の汎用ムーブメントを使用しているものがあり、価格もかなり割安となっています。
中身のムーブメントにこだわらないなら中古品で20万円台~あるのでかなりコスパが良く、初心者にも手が出しやすいと思います。
オメガ シーマスター プラネットオーシャン
大きい腕時計のイメージがあまりないオメガにも44mm近いサイズのモデルがあります。
『シーマスター プラネットオーシャン コーアクシャル マスタークロノメーター』というダイバーズウォッチです。スイス連邦計量・認定局“METAS”承認の世界初のマスタークロノメーター認定モデルで、15,000ガウスの耐磁性能を誇るオメガの新型ムーブメントの“cal.8900”を搭載しています。
600m防水で、本格的なダイビングにも使用できるので、普段使いには最適な一本となるでしょう。文字盤とベゼルにはセラミック素材を使用しているので、傷がつきにくいところもいいですね。
ロレックス シードゥエラーディープシー
ロレックスの最も大きく、最も厚みのあるモデルが『シードゥエラー ディープシー』です。ケース径は44mm。
3900m防水というおよそ日常生活では使うことのない、オーバースペックな防水機能は男心をくすぐります。
この防水機能を成立させているのが、ケース横に付いている潜水時にヘリウムガスを放出するガスエスケープバルブです。
同じダイバーズウォッチであるサブマリーナにはない、この機能を搭載する関係で、シードゥエラーはケースの厚みが他のダイバーズと比べて格段に厚くなっています。
ただ、見た目で厚くしているわけではなく、厚いのには理由があるわけですね。
厚みは2センチに迫る18.1mmです。普段ロレックスの普通サイズの腕時計をしている人ならこの厚みがいかに異常かわかるはずです。
パネライ ルミノール1950
ラジオミールからリューズガード付きのルミノールへ変わる、1940~1950年代の意匠をデザインに取り入れたシリーズが、『ルミノール1950』。普通のルミノールよりもシェイプされたケースから、パネライの中でも人気の高いシリーズです。
2011年に初めて登場した1950は、それまでのパネライよりも一回り大きい47mmのサイズでした。
デカ厚で有名なパネライの腕時計の中でも、大きなサイズ感となっており、普通のパネライでは物足りなくなった人々にうけたサイズ感です。
大きなサイズでも至ってシンプルで、イタリアンらしいデザインが人気のパネライですが、ルミノール1950の47mmサイズはそれを最も強調するモデルだと思います。
パネライ サブマーシブル
デカい時計と言えば、パネライなのでここからもう一本。
パネライのダイバーズ仕様に特化したシリーズである『サブマーシブル』です。サブマーシブルは42mm、44mm、47mmと3サイズあり、ここ最近のサイズバリエーションでは42mmと47mmが採用されています。
パネライのリストウォッチは、元々はイタリア海軍に支給していたものなので、基本的にはすべてがダイバーズウォッチなのですが、サブマーシブルはダイバーズ仕様に特化しているということで、より現代的な解釈がされています。
回転リューズが搭載されている点や、防水性能の向上が図られ、2019年にルミノールシリーズから独立してからは、ベルトもラバーストラップになっています。
47mmのケースサイズは迫力があり、大きい腕時計を求めている人には良いモデルだと思います。
デカい時計が欲しい!まとめ
大きい腕時計がいいところはなんといってもその迫力とズシッとくる重さです。一度ハマったらやみつきになると言います。
しっかりと主張してくれるところは、良い時計をするぶんには良いですよね。
最近ではビジネスシーンでも大きい腕時計をしているビジネスマンを見かけるようになってきました。
TPOに合わせないといけないこともあるとは思いますが、せっかく大きい腕時計をするならどうどうとしたいものです。