巷で言うデイトナはステンレス製ケースのモデルを言うと思います。ロレックスはどのモデルでも言えることですが、ステンレス製のモデルが人気があります。しかし、それは非常にもったいないことです。少し視野を広げて見てみましょう。金無垢のモデルにはそれ以上の魅力があります。この記事では、人気上昇中のデイトナ オイスターフレックスの魅力に迫りたいと思います。
デイトナオイスターフレックスとは?
デイトナオイスターフレックスとは、ロレックスの人気モデル、コスモグラフ デイトナに、ロレックス初のラバーベルトである『オイスターフレックス』が装着されたものを言います。
現在のロレックスのラインナップで、オイスターフレックスを装着したモデルは、ゴールド素材ケースの上級スポーツモデルしかありません。
ロレックスのベルトと言えば、最もポピュラーなのがオイスターブレスレットです。画像の二段目にあるベルトですね。
1940年代頃からロレックスの腕時計に使われており、ロレックスの代名詞的なベルトです。ほとんどのモデルに採用されています。
他にはよりラグジュアリーなモデルにはジュビリーブレスレット、最高級モデルに位置付けられ、歴代のアメリカ大統領が着用してきたデイデイトのみに採用されるプレジデントブレスレットなどがあります。
オイスターフレックスは、ラバーの中に金属板が入っており、他のブランドのラバーブレスレットに比べて耐久性、耐摩耗性が高く、2015年に登場しました。現在ではすべてゴールド素材のモデルで、デイトナ、ヨットマスター、スカイドゥエラーに使われています。
ラバーベルトはトレンド
昨今の高級時計ブランド業界では、ラグジュアリーなスポーツウォッチにラバーベルトを装着することがトレンドとなっています。
パテック・フィリップのアクアノート、ヴァシュロン・コンスタンタンのオーバーシーズ、オーデマ・ピゲのロイヤルオークオフショア、ブレゲのマリーン、テニス選手のラファエルナダルが着用していて話題になっている超高級ブランド、リシャール・ミルなどもラバーベルトを装着しています。
ロレックスが一番人気モデルである「デイトナ」にオイスターフレックスを装着するのも、デイトナのスポーティな魅力をより引き出すために、自然な流れと言うものです。
デイトナマラソンしないとダメ?
ロレックスの腕時計は需要と供給のバランスが崩れており、正規店で購入する方がかなり安く購入できます。そのため、転売目的での購入も多く、人気スポーツモデルはなかなかお店に置いていません。特にステンレスのスポーツモデルは転売が多く、2019年に1年間の購入制限が出来ました。
正規店で目的のロレックスウォッチ(特にデイトナ)購入を目指してお店をまわることをデイトナマラソンと言います。
デイトナオイスターフレックスは、価格もステンレスモデルと比べると倍以上するので、ステンレスモデルに比べると競争率は高くありません。
しかし、ゴールドモデルと言うことで希少価値が高く、入荷してもすぐに売れてしまうため、正規店で購入する難易度は高めと言えます。
デイトナ オイスターフレックスの定価は?
オイスターフレックスのデイトナは大きく分けて3種類あります。
左からイエローゴールド、ホワイトゴールド、ローズゴールドです。
正規店での定価は、イエローゴールドが¥ 3,007,400、ホワイトゴールド、ローズゴールドのモデルは若干高く、¥ 3,140,500となっています。
並行輸入品での価格は中古品で420万円~、新品で450万円~ほどとなっています。
並行輸入店で安く購入したい場合は、同じ品番の革ベルトのモデルを購入し、正規店に持って行ってオイスターフレックスに交換してもらうのが一番だと思います。中古品の革ベルトのモデルなら350万円~あります。
片側6000円ほどと、意外とお安くなっています。
文字盤のバリエーションは?
文字盤のバリエーションは、かなり多い方だと思います。ローズゴールド、イエローゴールドのモデルは選びがいがありますね。ホワイトゴールドのモデルはなぜか一種類だけです。
特に人気なのは各モデルとも、インダイヤルが黒色の「パンダ」と言われる文字盤ですね。
購入時にはなかなかお目当ての文字盤に当たることは難しいのが現状です。
文字盤交換は正規店で工賃と文字盤代と合わせて10万円ほどかかります。
ローズゴールド Ref.116515LN
イエローゴールドに比べて落ち着きがあり、ホワイトゴールドに比べてラグジュアリー感があるのがローズゴールド。貴金属の中でも特に日本人に人気の高い素材です。
TPOは選ぶと思いますが、ビジネスにも使用できるとして一番とっつきやすいモデルではないでしょうか?
意外とカジュアルな格好にも似合うのは、オイスターフレックスのおかげだと思います。
私も狙っているモデルです。
ホワイトゴールド Ref.116519LN
ケースの色がシルバーなので、最もスポーティと言えるのがホワイトゴールド。それでも高級感はステンレスとは全然違います。
レーシングウォッチらしい仕上がりになってますね。そのせいか、テニス選手、サッカー選手などのプロスポーツ選手にも愛用者は多いモデルです。
ダイヤ入りの文字盤や、隕石を文字盤に使用したバリエーションはありますが、基本的に文字盤は一種類しかありません。
イエローゴールド Ref.116518LN
少しだけリーズナブルなイエローゴールドのモデル。やはり最も派手な印象はあります。
腕時計で主張したい人には最高のモデルだと思います。
ベルトまで金無垢のモデルと比べると、派手さはだいぶ抑えられ、スポーティな印象です。扱いやすさと言う魅力はこちらが上でしょう。
イエローゴールドのモデルでも様々なシーンで活躍できるモデルだと思います。
デイトナ オイスターフレックスを選ぶべき理由
デイトナの一番人気モデルは言うまでもなく、ステンレス製のデイトナ、Ref.116500LNです。理由は様々でしょう。定価は140万円、デザイン、ステンレスゆえの扱いやすさ。デイトナとくればまずはこのモデルが目標になるのはわかります。
しかし、現在ではそのあまりの人気ゆえに正規店での購入は恐ろしく困難を極め、並行輸入店ではプレミア価格で取引され、300万円を超えます。定価の2倍以上です。
それに意外と街でも被りやすいところもあります。
デイトナ オイスターフレックスなら、人と被ることはほとんどありませんし、デイトナという価値に加え、貴金属と言う付加価値も加わります。
ステンレスのモデルとは一線を画したラグジュアリー感に加え、ステンレスのモデルと比べてもあまり価格差はありません。
ラグジュアリースポーツウォッチとして、他の高級ブランドのモデルと比べても至高の域にある腕時計だと思います。
個人的には最高の魅力をもったロレックスウォッチです。
まとめ
デイトナ オイスターフレックスの魅力をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
少しは興味が湧いてきましたか?コンビモデルと比べても落ち着いた印象ですし、金属ベルトのモデルと比べてもよりスポーティで嫌味がありません。革ベルトに交換して楽しむこともできます。
ステンレス デイトナの購入をお考えの皆様、ぜひオイスターフレックスのデイトナにも目を向けてみてください。