タイトルの通りです。30代前半の後輩が「タグホイヤーの腕時計を30代の僕がしてたら恥ずかしいですか?」と突然聞いてきたので、マジメに考えて見たいと思います。
まずはタグホイヤーがどんな時計ブランドなのかをお勉強しましょう。
腕時計ブランド タグホイヤーとは
タグホイヤーは1860年にエドゥアルド・ホイヤーが設立した会社で、当時からストップウォッチやクロノグラフといったスポーツウォッチの開発に注力していました。設立当初の社名は「ホイヤー」です。
1980年にはクォーツショックで資金難だったところをTAGグループに資金援助を受けるようになり、現在の社名「タグホイヤー」に変わっています。
古くからF1などのモータースポーツの公式時計を担当しており、世界で初めてのクロノグラフ機能付き腕時計を作ったのもタグホイヤーです。現在ではインディカー・シリーズやサッカーのプレミアリーグ、Jリーグなどの公式タイムキーパーとなっています。
簡単に言うと、世界中でも知名度が高く、トップクラスの時計メーカーであると言えます。
タグホイヤーの代表的モデル
タグホイヤーには長い歴史があることから、何十年も前から続くシリーズもあります。ここではタグホイヤーの代表的なコレクションを見て行きましょう。これらは数々の伝説的な著名人が愛用してきたコレクションです。
タグホイヤー カレラ
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タグホイヤーの4代目、ジャック・ホイヤーはモータースポーツの熱狂的なファンであり、自身もレーサーでした。
彼はアメリカ国境からグアテマラの辺境まで3520キロを走破するロードレース「カレラ・パンアメリカーナ・メキシコ」に魅せられ、1964年にカレラを発表します。
最初のカレラは非常にシンプルなクロノグラフでした。
現在のカレラは高級感あふれるラグジュアリーなスポーツモデルとして人気を博しています。
バリエーションも非常に多いコレクションですが、タグホイヤーといえば「カレラ」と言えるほど、美しいラインアップになっています。
画像のカレラは2020年に発表されたばかりの新作です。
タグホイヤー モナコ
一目でわかる特徴的な四角形のモデルが「モナコ」です。このモデルは、映画「栄光のルマン」でスティーブ・マックィーンが着用し、人気の高いコレクションになっています。
被ることも少ないので、かなりおすすめのモデルです。
四角形のインダイヤルもすごくオシャレで、ヴィンテージっぽいデザインは、タグホイヤーには珍しく、時代が変わってもキープコンセプトできており、魅力的です。
長く愛用したいならやはりモナコを押す専門家は多いでしょう。
タグホイヤー フォーミュラ1
名前の由来はもちろん、モータースポーツの代表ともいわれる「F1」からとってきています。
このフォーミュラ1、実はかなりお手頃な価格で、タグホイヤーのみならず、高級腕時計の入門機としても最適な一本です。カラーやバリエーションも多く、選ぶ楽しさもあります。
手頃な理由はクォーツ式のモデルが多めだからだとは思いますが、10万円台前半から購入できるものも多く、手を出しやすい一本となっています。
また、文字盤のロゴも赤と緑でブランドアイコンそのままを使用している点も良い感じです。
タグホイヤー アンバサダー
タグホイヤーは伝統ある人気時計ブランドのため、これまで数々の著名人とアンバサダー契約を結んできました。
最近の日本人ではテニスプレイヤーの大阪なおみ選手が記憶に新しいところ。これまで錦織圭選手含め、日本人が一度も手にすることができなかったテニスの4大大会のタイトルをすでに4回も手にしています。
また、世界的に現在もっとも著名なアンバサダーは、クリス・ヘムズワーズでしょう。
え!?誰かって?神ですよ神。ハンマー握ってるギリシャ神話の神様ですよ。
これでわかったでしょ?
その他にもサッカーの香川真司選手やアイルトン・セナ、過去にはブラッド・ピットやタイガー・ウッズ、クリスチアーノロナウドもアンバサダーを務めていました。
これだけ錚々たるメンツがアンバサダーを務めていたというだけで、タグホイヤーが偉大なブランドだということがわかると思います。
タグホイヤーは恥ずかしい?一つだけ気になるところ
ここまでくると、「タグホイヤーは恥ずかしい?」何言ってんの?って感じですが、後輩の気持ちになって考えてみます。
実は一つだけ私も気になることがあります。
それは、タグホイヤーが昔からテーマにしている「アバンギャルド」というコンセプトです。
アバンギャルドを訳すと、「前衛、先駆け、革新的」となります。
確かに昔からタグホイヤーは、時計製造に対して挑戦を続けています。その分、その時代では革新的なデザインでも、時間が過ぎれば「古いデザイン」とも言えると思います。
後輩がどんなモデルを考えているかはわかりませんが、古いモデルを見たのならそう感じるかもしれません。
でも、それが良かったりするんですけどね。私はヴィンテージウォッチが大好きなので。
タグホイヤーって30代が使うと恥ずかしい?まとめ
そもそも、〇〇〇〇〇〇だから恥ずかしい、という考え方が恥ずかしいと思います。
タグホイヤーというブランド自体は世界的にも知名度があり、人気があり、実用性がありのでまったく恥ずかしいものではありません。
奇抜なデザインも多いですが、細かなディテールの部分の話なので、スーツに合わないモデルはないですし、どのモデルでも気に入ると思います。
何も迷うことはありません。人の目なんか気にすることはありません。自分の選美眼を信じましょう。