誰もが一本は持っていたいロレックスの腕時計。しかし、ほぼすべてが機械式腕時計なため、定期的にオーバーホール(分解洗浄)を受けないといけません。オーバーホールをお願いするところの選択肢は3つ。日本ロレックス、購入店、専門業者です。
この記事では、それぞれのメリットとおおよその代金を紹介したいと思います。
オーバーホール(分解洗浄)とは
腕時計のオーバーホールとは、その名の通り、時計の本体、内部の機械式ムーブメントを分解して、洗浄、注油を行う作業のことを言います。オプションでケースを研磨し、傷を取ることもできるので、愛機を永く愛用していくのにオーバーホールは欠かせません。
ロレックスの現行モデルであれば、10年おきに。
15年以上前の古いモデルとなると、5年おきがオーバーホールの目安です。
故障しないからと言って使い続けていると、内部の部品が壊れて交換が必要になるなど、かえって大きな費用が掛かることがあります。
ロレックスの腕時計は高級メーカーのなかでも特に頑丈ですが、いつかは必ず壊れます。
ここで、問題になってくるのはどこでオーバーホールを実施するかということです。
以下、3つの選択肢から説明していきたいと思います。
専門業者
時計のオーバーホールや修理を専門とする会社はいくつかあります。
ネットの広告でもよく出てきますよね。
専門業者にだすことの一番のメリットは、価格の安さです。
ロレックスであれば、正規の日本ロレックスに出すことと比べたら、半額近い値段でオーバーホールができます。
また、日本ロレックスは自社製品への検査基準が非常に厳しく、文字盤や針、ケースまたはブレスレットなどに瑕疵があれば必ず交換となってしまいますが、このあたりもユーザーの意向に沿って柔軟に応えてくれます。
廃盤になったモデルなどで、パーツをきちんと残したい場合は、専門業者でのオーバーホールが良いでしょう。
購入店
時計店の多くはアフターサービスとして、有料でオーバーホールや修理をおこなってくれます。
サービスの内容は時計店によって異なりますので様々です。正規店並みの料金を取ることもあれば、「まじめなとけいや亀吉」のように、永久半額のようなお店もあります。
お店によっては他の業者や時計技師と提携し、仲介だけするようなところもあります。
大手のお店なら問題ないでしょうが、どこに出しているかわからないのは少し不安です。「宝石広場」のように自前で修理工房をもっているお店もあります。
やはりお店側もアフターサービスでトラブルを起こして信用を落としたくはないですし、次の購入につなげたいので、無下にはしないはずです。購入したお店に問い合わせてみましょう。
日本ロレックス
正規店でのオーバーホールはやはり安心感があります。交換する部品も最新で間違いなく正規品です。2年間の保証も付きます。
問題になるのは値段と、ロレックスの判断によって問題が少しでもある部品は即交換というところです。
特に古いモデルなんかになると、思い入れの強い文字盤や針なんかも問答無用で交換になります。
ケースやブレスレットが交換となると、それこそ高額となります。
お金さえなんとかなるなら一番安心なオーバーホールだとは思います。
おすすめの修理専門業者
断然おすすめの専門業者はWATCH COMPANYです。
価格も安く、純正部品による修理、オーバーホール。修理を請け負うのは全て自社に所属する20名の時計技師です。
また、ブランドによって得意な技師がいるので扱いなれているところも安心感があります。
期間も3週間程度と正規店よりも短く、早く手元に戻ってくるのも嬉しいところです。修理実績も年間20000本と国内最大級です。
シエンという修理店もおすすめです。ロレックスのオーバーホールに関しては、前述のWATCH COMPANYよりも安く済みます。2社を比較した記事があるので、ぜひご参考に。
まとめ
購入店でのアフターサービスが充実しているなら購入店、とにかく安さを求めるなら専門業者、絶対の安心を求めるなら正規店が良いでしょう。
また、使い分けるのも良いかと思います。例えば、大きな問題がなさそうなら、修理業者で安く済ませ、不具合があるなら正規店にお願いするという使い方です。
ロレックスの腕時計は基本的に複雑な機構を搭載していませんし、業者からしても最も数が多いでしょうから、他のブランドの腕時計に比べれば安心できると思います。