腕時計は社会人ならば着けておきたいところ。でも、高級腕時計を買うような余裕もないし、そもそもそんなに興味がない。安くてもチープに見えずに、どこに着けていっても恥ずかしくない腕時計ってないのかな?
あります!
この記事では、安くてもそこそこ高級感があって、一社会人が職場で着けても、恥ずかしくない腕時計を8本ほど紹介していきたいと思います。
安いけど高く見える腕時計って?
まず、この記事ではあからさまなオマージュウォッチはご紹介しません。世の中には超有名な高級機械式腕時計に似せたデザインで中身は安物のムーブメント、ロゴだけがオリジナル、といういわゆるパチモンが多く存在しますが、そんな腕時計着けたいですか?
はっきり言って、すごく恥ずかしいと思います。ロレックスそっくりな腕時計を着けてる人に、「お!?ロレックスですか?」と聞くと、ほとんどの人がパチモンだよ。と一言発したのちに時計を隠してしまいます。
そういう腕時計を着けるくらいなら、安くてもオリジナリティがあって、デザイナーが「カッコいい」と思ってデザインされたモデルを着けた方が100倍良いと思います。
ものには作り手の「思い」が宿ると言います。デザインをパクる=ズルをするということだと思います。どうせ毎日着けるなら、そうやって造られたものよりも、作り手が考えて、創造して、試行錯誤を繰り返して生み出されたものを愛用したいですよね。
それでは紹介していきましょう。
「カジュアルに」安いけど高く見える腕時計
最近では会社でもカジュアルな服装を許されてるところが増えてきました。それにともない、革靴、ビジネスバッグもスニーカー、バックパックのサラリーマンが増えてきています。そうなると腕時計も。
あまり周りに気を遣わずに腕時計を選べるなら、カジュアルな雰囲気に合う落ち着いた感じの腕時計をおすすめします。何も気にせずにとりあえず手に取る一本があれば、これまで腕時計を着けなかった人でも「時計を着ける」という行動が習慣化するはずです。
腕時計、便利ですよ!すぐに時間が確認できます。
ノードグリーン パイオニア
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北欧ブランドの中でも、高級感のある仕上がりで人気の高いノードグリーン。その中でもパイオニアは唯一のクロノグラフということで男性人気の高いモデルです。
2021年新作のサンレイグリーンの文字盤は他の色よりもより高級感があり、とても3万円代の腕時計には見えません。
目盛りが一切ないシンプルすぎるデザインのクロノグラフも流行っていますが、デザインで機能を殺してしまうというのは、見た目を優先しただけで機能美はありません。
私も実機を手に入れましたが、ノードグリーンの特徴であるすり鉢状の文字盤、インダイヤルにしっかりと目盛りがあるため、ここまでシンプルながらも視認性は抜群です。
ぽってりと丸っこいケースも高級腕時計の風格があります。定価は35,200円ですが、それ以上の価値がある腕時計だと思います。
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タイメックス オリジナルキャンパー
アメリカを代表する時計メーカーであり、アメリカ人の3人に1人は何かしらのモデルを持っていると言われるTIMEX。歴代の大統領も愛用してきました。ファッション雑誌を見たことがある人なら、誰でも一度は目にしたことがあるメーカーだと思います。
このキャンパーというモデルは、1910年代にアメリカ軍の要請で、TIMEXが作製した使い捨てのミリタリーウォッチでした。電池交換ができず、電池が切れれば即捨てるという仕様ですね。
しかし、その視認性の良さやデザインの秀逸さにより、一般向けに販売されてからは大ヒットモデルとなりました。
その中でも特におすすめしたいのが、この「オリジナルキャンパー」という種類です。
1980年代~1990年代に一般向けに販売されたモデルの復刻版で、当時の文字盤デザインに当時のケースから、当時のサイズ感(36mm)を忠実に再現しています。
ケースは樹脂製、ベルトはナイロンストラップを採用しているので、少しカジュアル色の強いモデルですが、アパレル系の販売員やスタイリストも普段から愛用するほど、オシャレ業界人に愛されている腕時計です。
ケースが樹脂素材のため、高級感・・・とまではいきませんが、歴史ある腕時計が9000円は十分買いだと思います。。
FOSSIL コライダー ハイブリットスマートウォッチHR
フォッシルはアメリカの時計メーカー、ファッションメーカーです。日本人である私たちからすると、女性用のファッションブランド(特にカバン)という方がイメージが強いかもしれません。しかし、フォッシルはブランド創業の1984年から時計を造っており、海外ではメジャーなカジュアルウォッチブランドとして人気を博しています。
いきなりですが、世界の腕時計メーカーの年間売り上げベスト3はどこのメーカーだと思いますか?1位はアップル(applewatch)、2位はロレックス、3位は?意外かもしれませんが、このフォッシルなんです。※2019年度
機械式やクォーツ式はもちろん、ここ最近ではスマートウォッチが好調です。
今回紹介するこのスマートウォッチは、アナログとスマートウォッチのハイブリッド(混合)モデル。アナログ針は実物で、文字盤がウェアラブルデバイスとなっています。
機能は、アラーム、アプリアラート、カレンダー、複数のタイムゾーン、音楽、心拍数を計ったり、SNSやEメールの確認もできてしまうという最先端の腕時計なんです。この見た目からは想像できませんよね?
アップルウォッチのようなザ・コンピューターのような、スマートウォッチが苦手な方には最高のモデルだと思います。アナログの腕時計にそっとコンピューターを忍ばせている仕様は、まるで子供の頃に見た秘密道具そのものです。
「ビジネスに」安いけど高く見える腕時計
ビジネスシーンにおいて、腕時計を着用することは見た目だけでなく、実用的な利便性も兼ね備えています。例えば大事な商談やプレゼン、会食のシーンにおいて、スマートフォンを取り出して時間を確認することはあまりかっこいいとは言えないと思います。
大きな動作もなく時間を確認する意外と多くあるため、ビジネスマンに腕時計は必須アイテムと言えるでしょう。
また、ビジネスの場における腕時計には、相手に不快感を与えないものを選ぶといいでしょう。一般的に白文字盤、シルバーのケース、黒のレザーベルトのものが最もフォーマルと言われています。
サイズ感も40mm以下のミドルサイズ以下を選べば、シャツの裾にも収まってよりスマートな印象を相手に与えることができます。
Lagom Watches スジョー
スウェーデン ストックホルム生まれのダニエル・ハンソンによって創設された時計ブランドで、彼の健康的な生活のバランスを取り、周りの人々やものに感謝するという考えで造られています。
”Lagom”というのはスェーデン暮らしのシンプルさと美しさを象徴し、北欧文化に基づく丁寧な暮らし「多すぎず、少なすぎず、ちょうど良い 」という意味をします。
ラーゴムの腕時計は、シンプルながらも他のメーカーとは少し変わったデザインで、多忙なライフスタイルの中にも平穏さを思い出させてくれる雰囲気を持っています。
アップで見てもなかなかの質感だということが、お分かりいただけると思います。文字盤にもケースにも高級感があります。それに、こういう数字のインデックスのないシンプルなモデルって、使っていくと意外と飽きずに愛着がわいてくるんですよね。
Lagomのブランドロゴも主張しすぎずいい感じです。実際の価格よりも、しっかり作りこまれていて高く見えます。
シチズン コレクション Eco-Drive FRB59-2261
日本の3大時計メーカーの一つであるシチズン。最近では高価格の高級モデルや、超薄型の革新的なモデルも登場しています。その中でも注目してみたいのが、ベーシックなモデルです。最も単純なモデルほどそのメーカーの質が現れます。
シチズンのソーラー発電時計であるEco-Driveを搭載したモデルなら、電池の交換も必要なく、長い間愛用できます。10年以上ノーメンテはすごいですよね。
時計としての出来も秀逸。質もよく、めんどくさがり屋のあなたや、日本製品好きのあなたにいいモデルだと思います。
本当にザ・時計みたいな、オーソドックスな腕時計を探している方におすすめしたい一本です。
「スポーツに」安いけど高く見える腕時計
スポーツを連想する腕時計。デザインで言えば、回転ベゼルがあり、任意の時間を計れるようなダイバーズウォッチ、汗に強い防水機能、男の憧れクロノグラフなど、スポーツ時に着けることを想定した腕時計は、実に様々なシーンで実用的です。高級腕時計のヘビーユーザーでも、スポーツモデルで多くの場面を兼ねることが多いと思います。
ビジネスの場面でもダイバーズウォッチやクロノグラフしてる人、最近はけっこう多くなってきましたよね。
つまり、だいたいのことはスポーツウォッチさえあればOK!もちろんカッコよさも兼ね備えています。
SEIKO セイコー5 スポーツ
言わずと知れた日本の時計メーカーであるセイコー。高級ラインのグランドセイコーやクレドールもありますが、5万円以下の価格帯でコレクターもいるほどのセイコー5スポーツは、令和の時代でもセイコーの主力コレクションです。
グランドセイコーのダイバーズウォッチと共通するデザインも多くあり、高く見えるのは必然です。
人気漫画のジョジョやクィーンのギタリストである、ブライアン・メイとのコラボモデルも展開しており、選ぶのも集めるのも楽しいコレクションです。
時計は機械式がいい!でもリーズナブルで人気の高いものが欲しい!というわがままな要望にも応えられるのは、世界広しといえどやはりセイコーしかありません。
KNUT GADD クルツダイバー
1948年にロンドンオリンピックに出場したスウェーデンの水球選手、クヌート・ガッドの名前を冠した時計ブランド。
その中でも人気のスポーツモデル、クルツダイバーは回転ベゼルやドットインデックスなど、ダイバーズウォッチに必要な基本ディテールを有しつつも、どこかヴィンテージ感の漂う絶妙なデザインとなっています。
サイズはロレックスのサブマリーナと同じ41mm。細めの回転ベゼルや少し盛り上がったガラスなど、着けてこそ存在感のあるモデルです。
ケースの仕上げもなかなか質感よく、値段以上に高い価格帯の腕時計に見えます。腕に着けてこそ映える腕時計と言えます。本当に実物を見たほうがカッコよく見えるんですよ。
カラーバリエーションとしてダイバーズウォッチとして最もオーソドックスなブラックもラインナップしています。こちらもカッコいい。なんか見たことあるけどどのダイバーズウォッチとも違う。クヌートガッドのクルツダイバーはきちんとデザインされていると思います。
また、クヌートガッドはクロノグラフも主力モデルとしてラインナップしており、こちらも人気。
クロノグラフは、よりアンティークの風合いが濃いモデルとなっています。ケースは3連のシンプルなブレスレットです。こちらもおすすめです。
「デザインよし」安いけど高く見える腕時計
腕時計のサイズには限りがあります。どんな人でもそれほど腕の太さが変わるわけではありませんからね。この直径4センチほどの中に様々なデザインがあるわけですが、「良いデザイン」というのは長い間継承されていきます。
ロレックス、カルティエ、パテックなどの100年以上もの間時計を造り続けているメーカーには、50年以上デザインが変わらないコレクションが多数存在します。
そんな普遍的なデザインで秀逸なモデルなら、流行り廃りを気にせず長い間愛用できます。
D1 MILANO
ラグジュアリーなスポーツウォッチを展開するイタリアの時計ブランド、D1 MILANOは2013年に創業ながら、すでにGQやVogue、Elle、Esquireなどファッション業界のトップ誌からも注目を集め、人気ブランドになりつつあります。
時計デザインは、高級ブランドのスポーツウォッチに似た雰囲気があり、オーデマ・ピゲのロイヤルオーク、パテック・フィリップのノーチラス、ウブロのビッグバンのディテールが少しずつ混在したようなデザインだと思います。
でも、D1 MILANOの腕時計にはちゃんとオリジナリティがあるんですよね。価格は2万円代~10万円と幅広く、文字盤がスケルトンで内部のムーブメントが見える者や、クロノグラフもラインナップしています。
また、ポリカーボネイトをケース、ブレスレットに使用したモデルは価格もリーズナブル(1万円~2万円)ですし、コーディネートのアクセントになるので気軽に購入できます。
D1 MILANOの人気はすごく、最近ではZOZOTOWNでも取り扱いが開始され、デパートなどでもよく見かけるようになって来ました。しかし、新興ブランドなので、機械式のモデルを購入する際は、公式取扱店の方がメンテナンスやオーバーホールは安心かと思います。
ABOUT VINTAGE Skov Andersen 1815 クロノグラフ
シンプルながらラグジュアリーな雰囲気の腕時計を展開するABOUT VINTAGE。この1815クロノグラフは、クロノグラフが開発された1815年にちなんで名づけられています。
内部のムーブメントは日本製のクォーツなので、電池交換のみでかなり長く使っていけると思います。どことなくIWCのポルトギーゼクロノグラフに雰囲気が似てますね。
ベゼルの幅が薄いので、文字盤はすごく見やすいです。ビジネスでもいいパートナーになると思います。
文字盤カラーは全部で4種類。特におすすめなのはサンレイ仕上げが施されているグリーンとブルーですね。
見る角度によって表情を変えてくれます。ケースも316Lスティールという高級ブランドのケースにも使われるステンレススチールを使用。
これで4万円以下の価格帯はコストパフォーマンスが高いと思います。
安いけど高く見えるメンズ腕時計まとめ
安いけど高く見える男性の腕時計を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
腕時計は基本的に一本しか着けませんから、どうしても目についてしまいます。他人の時計は気にしないとか言いますが、あまりにボロボロな時計や安そうなものをしているのもちょっと・・・でしょう。
しかし、今回紹介した腕時計ならお気に入りとして毎日の相棒になるはずです。お気に入りの腕時計があれば毎日がワクワクしますよ!