15万円あればどんな腕時計が買えるのか?そんな疑問にこの記事ではお答えしていこうと思います。
新品、中古品とお送りしますが、意外とこんなモデルも買えるんだ!!ということに気付けるはずです。
なぜ15万円なのか??
検索してもらえばわかりますが腕時計の世界で10万円となると、なかなか買えるモデルの幅が狭くなります。最近ではG-SHOCKでも10万円以上するモデルもありますし、どうせ買うならプラス5万円して一段上のブランドの腕時計を狙いましょう。
15万円なら新社会人でも数か月貯めれば余裕を持って買えますし、ちょうど満足できるくらいの金額だと思います。
新品で買えるブランド、モデル
15万円で新品で購入できるブランドと言えば、ハミルトン、ユンハンス、オリスあたりがメインになると思います。
安価なモデルならばモーリスラクロアやタグホイヤーも射程内です。
キャリバーは基本的にクォーツ式のものになると思います。正直この価格帯で機械式モデルを選ぶメリットは少ないかと。オーバーホール代もけっこうかかることですし、機械式がいいならもっと予算を増やして一般的に高級腕時計と言われるモデルを狙ってもいいかもしれません。
それではどんなモデルが買えるか見ていきましょう。
モーリスラクロア アイコン クォーツ
手が届く高級腕時計ブランドである「モーリスラクロア」。親会社から数えれば、70年以上時計産業に関わってきました。日本では2016年にこのアイコン コレクションが展開されてから徐々に人気をあげています。
複雑系のモデルからシンプルなモデルまで独創的なデザインでまとめてあるコレクションは、今後も人気を上げていくと思います。
時計関連の特許もかなり多く取得してますし、ケースの仕上げや機能性も信頼性が高いブランドです。
中でもこのアイコンは最も人気が高いコレクションで、シンプルなものからクロノグラフ、機械式やクォーツなどバリエーションも幅広くあります。15万円あれば、並行品でクロノグラフも狙えます。
時計好きの間でも、質感が非常に高く評価されているブランドなので、永く使うのであれば最もおすすめしたい一本です。
ハミルトン ベンチュラ
知名度的にはこの予算でまず本命に挙がるのが、アメリカで発足したハミルトン社の腕時計。中でも伝説的なロックスターであるエルヴィス・プレスリーが愛したベンチュラは唯一無二のデザインで最も人気の高いコレクションです。
通常のベンチュラばらば10万円あれば予算としては十分でしょう。15万円あれば、クォーツ式の上級モデルが狙えます。
ちなみに画像のモデルはエルヴィス・プレスリーをイメージし、再解釈されたハミルトン エルヴィス80というモデルです。
愛用している人も多いモデルなので、特別な一本を選びたいところです。
ハミルトン ジャズマスター
ハミルトンは是非お勧めしたいブランドなので、もう一本。
こちらも人気のジャズマスターです。ベンチュラは派手で苦手・・・。という方におすすめしたいコレクションです。
ジャズマスターのシンプルなものなら5万円~と手ごろな価格でありますが、どうせなら上級モデルを購入した方が満足感は高いかと思います。内部の機械が見えるオープンハートならなかなか被ることもありませんし、ただ眺めていても楽しめます。
機械式のムーブメントが絶え間なく動いていることを確認でき、視覚的にも楽しめる一本。この価格帯でいえばトップクラスにコストパフォーマンスは高いモデルだと思います。
タグホイヤー アクアレーサー
日本人にも人気の高いタグホイヤー。知名度で言えば、ロレックス、オメガに続いて高いブランドです。数あるコレクションの中でも、アクアレーサーは本格的なダイバーズウォッチとして知られています。
回転ベゼルも備え、防水性能も300mとロレックスのサブマリーナと同等です。
狙うモデルはクォーツ式になりますが、タグホイヤーのクォーツ式は誤差も少なく正確なので使い勝手もいいと思います。タフな一本なので、プライベートなアクティビティでもガンガン使えます。
ユンハンス マックスビル クロノスコープ
高額な腕時計を好む芸能人でも愛用者は多い、ユンハンス マックスビル クロノスコープ。ドイツのデザイン学校バウハウスの最後の巨匠と言われたマックス・ビルが描いた壁掛け時計がデザインモチーフになっています。
誕生してからほぼデザインを変えておらず、本当に良いものはなにかを教えてくれる時計です。
丸っこいドーム型の風防や必要ないものを極力排除した文字盤から、他のどんな時計にもない雰囲気があります。クラシックな腕時計なので普段からシャツを着るようなスタイルなら、よくマッチすると思います。
ティファニー アトラス
ジュエリーが有名なティファニー。腕時計にしばらないならば、ブランドの知名度は世界トップクラスです。女性が好きなブランドランキングトップの常連です。
ウォッチコレクションはそこまで有名ではありませんが、ティファニーらしいデザインが魅力のモデルがあります。
このアトラスはティファニー本店にあるアトラスクロックからインスピレーションを得てデザインされた腕時計です。大型の文字盤に気品あふれるローマ数字が映えるモデル。
女性受けも良さそうだと思います。
オリス アクイスデイト
スイス産、100年以上の歴史があり、純粋な機械式腕時計を造り続けているオリス。知名度は高くありませんが、最盛期は世界でも10指に入った時計メーカーです。
機械式腕時計はこの数年でもとんでもなく価格が上がり続けていますが、オリスはそういったブランドバリューを価格にのせるようなことはありません。「実用的に意味あるものを作る」という信条が企業理念に掲げてあるからです。
オリスのアクイスはブランドを代表するコレクションです。1960年代に造られた伝説的なダイバーズウォッチが進化を続けてここまで来ました。ラバー素材のベルトや、腐食しにくいセラミック製の逆回転防止ベゼル、防水性も他のメーカーに引けを取らない仕様です。
正直この完成度でこの価格は安すぎると思います。海だけでなくジムや山でもカッコよく着けこなせる一本だと思います。
オリス ダイバーズ65
オリスが1965年に発表したダイバーズウォッチを模したのがこのダイバーズ65です。
ヴィンテージライクな文字盤に昔ながらの回転ベゼル、そしてドーム風防と1960年代の再現度はかなり高いモデルだと思います。
アクイスに比べても42mm、40mm、36mmと小さいサイズが用意されているので、ビジネスシーンでも使いやすいと思います。
最近では文字盤のバリエーションも増えてきましたし、桃太郎ジーンズとのコラボモデルなんかはかなり面白いと思います。
中古品
15万円で中古品となると、かなり上級のブランドウォッチも視野に入ります。
オメガ、グランドセイコー、タグホイヤーなどの人気ブランドに加えて、カルティエなどのジュエリーブランドの時計にも手が届きます。
毎日使うような普段使いでなければ、ヴィンテージウォッチも面白いかもしれません。
ロレックスやジャガールクルト、IWCなど現行のモデルでは50万円以上はかかるブランドウォッチもヴィンテージとなればかなりリーズナブルです。
一期一会ですし、当たりはずれも多少はあるかと思いますが、耐久性に定評のあるブランドのものを選んでおけば、永く使えると思います。
ヴィンテージウォッチを選ぶなら、オーバーホール先も確保しておきましょう。
グランドセイコー クォーツ
クォーツモデルならば、日本の誇る最高峰の時計ブランド、グランドセイコーにも手が届きます。
グランドセイコーと言えば機械式とクォーツ式のハイブリッドであるスプリングドライブが有名ですが、クォーツのみでももちろん評価は高いです。
15万円あれば、わりと最近のモデルでも購入できるので、しばらくは安心して使えますよ。
最もおすすめしたいブランドです。
タグホイヤー カレラ
タグホイヤーはコレクションも多いブランドですが、やはり一番人気はカレラでしょう。
1964年に誕生し、多くのレーサーやハリウッド俳優に愛されてきたモデルで、シンプルながら高級感のあるコレクションです。
旧型のモデルであれば、クロノグラフも選べます。バリエーションも豊富で、様々なカラーの文字盤やタキメーター付きの本格レース使用のものもあるので、気に入る一本が選べると思います。
オメガ スピードマスター
高級腕時計のなかでもひときわ高いネームバリューを持つのがオメガ スピードマスターです。
高級腕時計の購入を考えたことがある人なら知らない人はいないと思います。NASAの公式装備品に認定されて、人類史上初めての月への着陸に貢献してきたことから歴史もしっかりしたモデルです。
これまでかなり多くのバリエーションが展開されてきました。
古いものも現行品も手に取ればやはりいいものだなと感じさせてくれます。
オメガ シーマスター アクアテラ
スピードマスターと人気を分ける、オメガの根幹コレクションの一つであるシーマスター。なかでもアクアテラは実用性や着けやすさで時計界では「永遠の定番」と評されるほどです。
スポーツやドレスアップ、ビジネスとシーンを選ばないスタイルに加え、150mの防水性能や15,000ガウス以上の超高耐磁性能など目を見張るほどのハイスペックを備えています。
普段使いに、いつもの相棒には持って来いのモデルだと思います。
オメガ コンステレーション
オメガの「高級モデル」的な立ち位置から始まったコンステレーション。
ケースとブレスレットが一体化したような見た目は他のモデルとは一線を画すデザインです。腕時計というよりもブレスレットと言えるほど洗練されています。
ヴィンテージモデルも人気で、最近では人気俳優の菅田将暉さんが普段使いで愛用されています。
ブルガリ ブルガリブルガリ
1884年創業以来130年を超える歴史を持つ、イタリアの宝飾品ブランドであるブルガリ。アメリカでティファニー、フランスでカルティエが国を代表するブランドとして世界中にジュエリーを展開していったように、ブルガリもまたイタリアを代表するブランドとして数多くの著名人に愛されてきました。
ブルガリの腕時計の代表的なモデルであるブルガリブルガリは、かの時計デザイナー、ジェラルドジェンダがデザインしたものです。
男性、女性問わず人気のコレクションとなっています。
カルティエ パシャC
こちらも宝飾ブランドであるカルティエ。パシャは女性に人気のモデルとして知られていますが、メンズモデルも展開していたって知ってました?
繊細なデザインながらケース、ブレスレットには一定の厚みがあって、男性用モデルは力強ささえ感じます。
人と違うものを着けたい男性におすすめしたいモデルです。
上級ブランドのヴィンテージウォッチ
1960年代以前のヴィンテージウォッチになれば、普通には手が届かなかったブランド腕時計にも手が届きます。
ヴィンテージウォッチはたしかに繊細ですし、ほとんどは手巻きの機械式ムーブメントが搭載されているので、使うたびに巻くめんどくささもあるかもしれませんが、その時代にしかなかった雰囲気であったり、経年の変化による味があったりして、魅力はかなり高いかと思います。
ロレックスであれば、プレシジョンというモデルがメインになります。ほぼすべてが手巻きのムーブメントであり、様々な形があります。
タイミングが良ければ現行モデルでも使われるオイスターケースを使用したモデルも15万円以下で売られていることがあります。
気密性も高いケースなので、普段使いでもいけるでしょう。
現在のIWCのヴィンテージモデル。シンプルなモデルが多いのが特徴で、オールドインターの愛称で時計愛好家に親しまれています。
魚のマークの入ったリューズが特徴的です。IWCも昔から質実剛健な時計作りをしてきているので、多くが普段使いで使っていけると思います。
ヴィンテージウォッチで人気があるのがジャガールクルト。独創的な機構を古くから製造してきたことで、現在でも特徴的なヴィンテージモデルが多く残っています。
このメモボックスはヴィンテージには珍しいアラーム機能が付いた時計です。ぜひ探してみてください。
まとめ
15万円で購入できる腕時計、いかがでしたでしょうか?
15万円の予算になると、選択肢はかなり広くなってきます。新品での購入か、中古品で上級モデルを目指すか意見が分かれるところだと思いますが、高級ブランドになればなるほど素材も造りもしっかりしているので、私としては中古品をおすすめします。