機械式腕時計の基本的なお手入れ方法&保管場所|お便利グッズも

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メンテナンス・オーバーホール

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腕時計のお手入れ、日ごろからしていますか?毎日身に着ける腕時計は、いくら頑丈にできていてもお手入れを怠れば寿命を縮めてしまう可能性があります。この記事では機械式腕時計の基本的なお手入れの仕方と適切な保管場所について書きたいと思います。自宅メンテに必須のケアグッズも紹介しますので参考にしてください。


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汚れや汗は愛機の寿命を縮める

腕時計にはどんなに上部な素材を使っていても、着用すれば必ず汚れや汗が付着します。また、海水やホコリも場合によっては腕時計を傷つける要因になります。

腕時計には「ステンレス」を材料にしているものが一般的です。ステンレスは錆びない鉄という意味ですが、それは普通の鉄に比べたらということで、絶対に錆びないというわけではありません。下の画像は汚れ等が付着して長年放置していたブレスレットです。


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ご自身の腕時計にこのような汚れが付着していたら、かなり末期です。早急にメンテナンスしないといけません。


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この画像は汚れを取り切ったものです。ポツポツと小さな穴のようなものが見えると思います。

このようにブレスレットやケースの隙間に入り込んだ汗や皮脂は、時間をかけてケースを腐食させますし、時計内部に水が入るのを防ぐパッキンすらも腐らせます。

そうなると時計内部に水の侵入を許したり、ブレスレットを破損させて腕時計を落下させるということにもつながりかねません。なによりも衛生的ではありませんね。

基本的に腕時計を着用したら、その日のうちに簡単にお手入れをしましょう。日ごろの積み重ねが、腕時計を清潔に保ち、長持ちさせるコツになります。

最初はめんどくさいかも知れませんが、だんだんと楽しくなると思いますよ?

自宅でできるお手入れ方法

機械式腕時計の歴史は100年以上にのぼります。時計技師のブレゲが年にナポリの王女に向けて腕に着ける時計を造ってから、これまで目覚ましく進歩してきました。

しかし、機械式腕時計は100個以上のパーツが複雑に組み合わさって時を刻んでいることは変わりません。多くの部品を使っている以上、耐衝撃性はG-SHOCKのようにはいかないのです。

落としてしまえば、どんなに高額なモデルでも簡単に壊れてしまいますし、水の侵入を許せば内部はたちまちさび付いて動かなくなってしまいます。

こうならないためにも機械式腕時計こそ日ごろのケアは必須なのです。

ケース(本体)のお手入れ

基本的には乾いた柔らかい布で拭きます。代表的なのはマイクロファイバーなどのきめの細かい布、または汗などが気になるからと言って、濡れタオルを使うのはやめましょう。パッキンの隙間を縫って水気が内部に侵入する恐れがあります。

比較的新しいモデルで100m以上の防水性能があるものは水洗いしても大丈夫ですが、ある程度乾いたら乾いた布で拭きましょう。ただし、自己責任です。ヴィンテージウォッチはいくらダイバーズウォッチだろうが本体の水洗いはおすすめしません。

ベゼルとリューズのお手入れ

ベゼルの隙間やリューズの溝も汚れがたまりやすい箇所です。こういった細かい部分の汚れを取るのにおすすめな身近はものは歯ブラシがおすすめです。

よく爪楊枝などの先の堅いもので行う人がいますが、ベゼルを変形させたりリューズの溝を痛める要因になります。これは全て防水性能の低下につながります。

また、リューズのスムーズな動作を確保するために1か月に1回程度はリューズを開放して空周りさせると効果的です。

ガラスのお手入れ

文字盤の視認性を保つためには風防(ガラス)のお手入れはかかせません。

これもケースと同様に柔らかい布で拭きます。もしひどい汚れが付着していれば、中性洗剤(酸性・アルカリ性の洗剤はNG)を薄めたもので軽く洗い、水でよくすすいだ後、ティッシュペーパーなどで水分を取り除き、柔らかい布で拭いてください。

メーカーによっては表面に無反射コーティングなどを施していることがあります。コーティングが剥げないように弱い力で拭くようにしましょう。

※風防用のコンパウンド剤もありますが、これはプラスチック風防専用です。間違えてガラス風防に使うと細かい傷が入り、風防が曇ってしまうので絶対に使わないようにしましょう。

 

風防の種類お手入れ方法
サファイヤクリスタル柔らかい布で拭く。中性洗剤をうすめたもので洗う。
プラスチック風防傷がある場合はコンパウンド剤を塗って磨く。

ベルトのお手入れ

ベルトは様々な種類がありますが、基本は汚れを取ることです。表にまとめましたので参考にしてください。

ベルトの種類お手入れ方法
金属ベルト柔らかいぬで拭く、隙間は歯ブラシで掻き出す。
革ベルト水気をふき取る。吸水性の高い布で拭く
ウレタンベルト長時間の直射日光は厳禁。水気はすぐに拭く。
ナイロンベルト水で洗っても可。洗濯機で洗うこともOK。

また、一本の腕時計をヘビーローテーションで愛用する方も多いと思います。ベルトが一種類しかないと劣化も早いので、夏場は金属ベルト、冬は革ベルトにチェンジするなど何本かのベルトを使い分ければ、オシャレですし、ベルトも長持ちします。

愛機を愛でる、おすすめのケアグッズ

おすすめのケアグッズを紹介します。ここにあるものをすべてそろえればもう時計のお手入れが趣味になってしまいます。全部購入しても安いものを選べば全部で一万円くらいでしょうか。それでも腕時計を長持ちさせようとしたら安いものです。

グッズ用途yahoo
セーム革

腕時計を磨くのに使います。一番使うことが多いかと。安くて一枚500円。商品ページへ
マイクロファイバー

非常にきめの細かい布です。セーム革よりガラスを拭くのにより適しています。商品ページへ
豚毛ブラシ

ベゼル、リューズの隙間やブレスのつなぎ目の汚れを掻き出すのに使います。商品ページへ
金属クリーナー

しつこい汚れにはスプレー式のクリーナーです。ケープコッドがおすすめ。商品ページへ
超音波洗浄機

メガネやアクセに使う超音波洗浄機。使うのはブレスのみ。商品ページへ

最低でもセーム革と豚毛ブラシくらいは揃えたいものです。一度そろえてしまえば腕時計と同じではまることまちがいないでしょう。

保管場所

機械式腕時計は保管場所も気を使わないといけません。

保管時に気を付けたいのが磁気帯びです。腕時計の内部部品が磁気を帯びると時計が遅れるなどの不具合に繋がります。実際、時計修理店に持ち運ばれた腕時計の実に8割が磁気を帯びているそうです。

自分の腕時計の特性を知る

腕時計には磁気に強いものもあります。また、クロノグラフを始めとしパーペチュアルカレンダーやその他の複雑機構を有する腕時計は部品数が大変多いため、その分脆く振動等にも気を付ける必要があります。

置いたらダメ!!NGな保管場所

基本的に磁石の近く、または磁気を発するものの上に置いてはいけません。スマートフォンの上やパソコンの上に置いている人もいますが、スピーカーには強力な磁石が使われています。上に置くことは絶対に避けましょう。

・冷蔵庫の上
・テレビのスピーカー付近
・ノートパソコン
・マグネットホック付きのバッグ
・磁気ネックレス
・ACアダプターの上
・電磁調理器の上
・スマートフォン

5~10年を目安にオーバーホールを

自宅でのお手入れ、メンテナンスは外側が限界です。中のムーブメントまでは専門の技術を学んでいるプロに任せましょう。自分で裏蓋を開けると改造品とみなされて正規店でオーバーホールを受け付けてもらえなくなる可能性があります。

基本的にはオーバーホールの目安は5年~10年と言われています。

普段のお手入れを怠っていると、パッキンやブレスレットなどが劣化で交換を必要とされる場合があります。余計な出費を出さないためにも日ごろからお手入れしましょう。

おすすめのオーバーホール専門店

機械式の腕時計は使っていても使っていなくてもオーバーホールが必要です。正規メーカーに出すと安心ですが、毎回5万円~10万円の出費は痛いですよね。

そこでおすすめなのが、時計の修理、オーバーホール専門業者です。私のおすすめはウォッチカンパニーとシエンの2社です。
どちらも専任のスタッフが在籍しており、年間2万本の時計のオーバーホールを請け負っています。

特筆するべきところは料金です。アバウト正規店の半額程度で同等のオーバーホールを行ってくれます。

詳しくは下記記事にまとめているので見てみてください。

腕時計のオーバーホールならこの2社が断然おすすめ。断言します
高級腕時計はたいていが機械式なので、オーバーホールを定期的にする必要があります。安くすませたいけど、よくわからない業者に大切な時計を預けるのは心配。そんな方におすすめの修理会社を2社ほど紹介します。

機械式の腕時計はお金がかかるって本当!?

機械式腕時計の維持にはお金がかかります。高級機械式腕時計で言えば、オーバーホールで5年に一度5万円です。しかし、普段のお手入れをしっかり行えば、その出費も最低限に抑えられるのではないでしょうか。

それでも1年に1本安いG-SHOCKが買えますね。新しいものをどんどん買いたい人ならそっちのほうがいいかもしれません。しかし、いいものはやはり長年愛用してこそ味が出るものですし、永い人生、友人以外にも相棒という存在があれば心強いと思います。

機械式腕時計はメンテナンスにお金はかかりますが、大事に使えばクォーツ式の腕時計とは比較にならないくらい長持ちします。それこそ定期的にメンテナンスすれば100年は持つものも。自分の子や孫に受け継ぐというのもロマンがあります。

話がそれましたが、機械式腕時計のお手入れはこまめに行いましょう。触れば触るほど愛着がわいてくるというものです。