オメガとロレックス、選ぶならどっち?歴史、特徴、人気モデルを比較!!

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高級腕時計

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世界的に知らない人はいないくらいの時計メーカー、オメガとロレックスですが、高級腕時計を買うときには誰でも悩む選択肢だと思います。オメガがいいか、ロレックスがいいか、二つのブランドの歴史や特徴を比較しながらおすすめのモデルを挙げていきたいと思います。

あなたが選ぶのはオメガ?ロレックス?

 

どっち?

オメガとロレックスの歴史

どちらも100年を超える歴史を持つ両ブランド。どちらもスイスの中級くらいのステータスを持つブランドです。これまでの道のりの中で直接的にライバル関係にもなったこともあります。OMEGAは懐中時計の組立工房として創業、ROLEXは最初から腕時計を製造(開発)する目的で設立しています。

OMEGA(オメガ)の歴史


1848年にスイスの時計産業で有名なジュラ山脈、ラ・ショー・ド・フォンで誕生しました。23歳の時計職人ルイ・ブランによって懐中時計の組立工房として創業しており、会社名は「ルイブラン&フィス」という名前で時計作りをしていました。

現在の社名である「オメガ(OMEGA)」1904年からとなります。このオメガとなった由縁ですが、 1894年に生産を開始したルイブラン&フィス社の看板ムーブメント、「オメガ」にちなんでいます。創業から約50年後の1800年代後半には年間10万本の懐中時計を生産しており、当時のスイスでは最大手のメーカーになるまでに成長していました。

社名を「オメガ(OMEGA)」と変更してからは、数多くの天文台コンクールでの記録を打ち立て「精密時計のオメガ」を印象づけていきます。

1932年のロサンゼルスオリンピックからオリンピック公式タイムキーパーとなり、現在でもその地位を守り続けています。2016年のリオデジャネイロオリンピック開会式では2020年東京オリンピック開催地の首相である安倍晋三首相が次期開催地としてあいさつしましたが、その腕にはオメガの時計がつけられていました。

1950年代以降は看板モデルがこぞって誕生しています。シーマスター、コンステレーション、スピードマスターなど、現在でも人気のコレクションです。同時期の1950年代にはより過酷スポーツウォッチへの需要が増え、各社はしのぎを削って開発に着手していました。

1990年代にはジョージ・ダニエルズ博士が提唱した「コーアクシャル機構」の導入に力を入れ、現在ではほとんどのオメガウォッチでコーアクシャル機構が採用されています。このコーアクシャル機構は、脱進機は爪が2本であるところを3本にし、歯車を追加することで耐久性を向上させた機構です。このコーアクシャル機構のおかげで耐久性は増し、オメガの腕時計のオーバーホールは10年に一回でいいと言われています。通常の機械式腕時計ですと、5年に一回くらいはオーバーホールをしないといけないので、単純に耐久性は2倍です。すごいことですよね。

長い歴史もありながら、着々と時計を発展させているブランドです。

ROLEX(ロレックス)の歴史


1905年、当時24歳のドイツ人の若者ハンス・ウィルスドルがロンドンに時計会社「ウィルスドルフ&デイビス社」を設立したことが、始まりです。ハンス・ウィルスドルは当時まだ懐中時計が主流だった時代に「腕時計」の可能性を信じ、1907年、事務所をスイスのラ・ショー・ド・フォンに移転し、本格的に腕時計の製造を開始しました。

その翌年、1908年には現在の社名である「ROLEX.SA」に社名変更し、1910年には腕時計としては初のクロノメーターの認定を受けています。

1926年には腕時計として初の防水ケースである「オイスターケース」、1931年には自動巻き機構「パーペチュアル」、1945年には日付送り機構の「デイトジャスト」を開発し、腕時計界に革命を起こしました。

1950年代には現在でも主力のデイトジャスト、エクスプローラー1、サブマリーナ、GMTマスターが誕生。のちにデイトナ、シードゥエラーと続いていきます。

1970年代のクォーツショック時にはデイトジャストの派生シリーズとして、オイスタークォーツを作っていますが、現在ではラインナップから消え、すべてのモデルが機械式腕時計となっています。

2000年代には世界中で最も売れている機械式腕時計メーカーとなり、現在でもそれを守っています。2018年にアップルウォッチに抜かれるまでは世界で一番腕時計の出荷本数が多いメーカーでした。

オメガとロレックスの特徴は?

オメガもロレックスも腕時計の製造がメインのメーカーです。が、オメガはサングラスやジュエリー、レザーウォレットなんかも展開しています。


レザーウォレットはシンプルなもので5万円前後とまあ、そこそこのお値段です。

オメガ公式サイトへ

恐らく、知名度で言えばこの二つの時計メーカーが世界でも1,2位だと思います。パテック・フィリップ、オーデマ・ピゲ、ブレゲ、ヴァシュロン・コンスタンタン、ランゲ&ゾーネはこの二つのメーカーよりも歴史も永く時計界では権威の上のメーカーですが、この5つのブランドわかりますか?

わかっても先に知ったのはロレックスとオメガですよね?

これだけ知名度が高いのはオメガとロレックスのマーケティング戦略がうまいからです。

2社のマーケティング戦略を比べてみる

前述のとおり、オメガとロレックスはマーケティングが非常にうまいメーカーです。古くはNASAが月に行く際にデイトナとスピードマスターがしのぎをけずり、映画007でもシリーズ当初はサブマリーナを、現在ではシーマスターをジェームズボンドが劇中で着用しています。

それぞれの年代で、人々が興味をもつ事柄や人にスポンサードしていく手法は現在では当たり前ですが、60年以上前からやっているというのは経営陣が優秀だという証ですね。

OMEGAのマーケティング


オメガの最も有名なスポンサードは「オリンピック」「NASA」でしょう。

オリンピックは1932年のロサンゼルスオリンピックから続いています。オリンピックは4年に一回世界的な祭典としておこなわれるので、全世界の人々が4年に一回はオメガを思い出す、または初めて知るわけです。とんでもなく大きな広告ですよね。オリンピックの際には毎回オリンピック限定品が出ます。

そして、NASAです。1969年7月21日午前2時56分、人類が初めて月に降り立ったこの時に、アポロ11号の宇宙飛行士が着けていたのがオメガのスピードマスターです。一般的にもオメガと言えばスピードマスターと言われるほどの人気コレクションですよね。NASAが月に到達する計画の中で、いくつかのブランドの腕時計が候補に挙がったと言われています。その中の一つがロレックスのデイトナ。デイトナの正式名称は「コスモグラフデイトナ」です。

このコスモグラフとは、「コスモ(宇宙)」と「クロノグラフ」をかけたものだと言われています。そう、デイトナもムーンウォッチの候補だったんですが、スピードマスターにやられた形ですね。

映画007ではロレックスに完全にやられたオメガですが、ムーンウォッチの座はこれからも永遠にオメガのものです。人々が宇宙への興味を持つたびにこの手の話題が出て宣伝になるわけですね。この月への到達の記念モデルもこれまでいくつか出ています。

ROLEXのマーケティング


ロレックスのスポンサードは一貫した強さがあります。まず、ロレックスウォッチには、よく他のメーカーにある限定品というのはほとんど存在しません。同じモデルをとにかく一貫して永く作るという特徴があります。ながいものでは30年近く製造したモデルもあります。

そして、特筆するべきはオイスターケースです。非常にシンプルなケースですが、一部を除くほぼすべてのモデルで使われています。他のメーカーはコレクションによってケースの形状などが違いますが、ロレックスの腕時計はほとんどが同じケースを使用しています。これが今ではどんなモデルでも、ロレックスはROLEXと言われるゆえんです。

海外の自動車メーカーの車が小さいものから大きなSUVまで、みんな同じ顔をしているのと同じです。

ちなみにブレスレットもほとんどのシリーズで、3連のオイスターブレスレットが採用されています。
良いものは変えないというのを何十年も続けていける類まれなメーカーですね。そのため、旧型も価値が高く、非常に高額で取引されています。

また、ショーン・コネリーの007やエベレスト登頂、デイトナビーチ、世界最大の航空会社であったパンナム航空、最近では歴代最高のテニスプレイヤーロジャーフェデラーなど、時代に合わせて息の長い人や事柄をスポンサードしています。

ロレックスとオメガの人気コレクション

オメガにもロレックスにも、唯一無二の人気コレクションがあります。

二つのメーカーの違いと言えば、オメガはバリエーションも多く、一目では同じペットネームだとはわかりません。時代を追うごとにデザインもどんどん変わってきています。

ロレックスはほんとうにデザインがかわりません。サブマリーナやエクスプローラーの1960年代くらいのモデルを検索してみてください。今とほとんど変わらないその姿にびっくりすると思います。

OMEGA スピードマスター


オメガ一の人気機種、スピードマスター。初めて月に行った腕時計です。それだけでも所持するのにロマンがありますよね。

NASAの月面着陸計画の際に採用される腕時計の座を、ロレックスのコスモグラフ(デイトナ)と争い勝利したモデルです。

これまでたくさんのモデルが発表され、バリエーションもかなり豊富。中古品まで検討するなら20万円台で購入できるお買い得ものもあります。サイズも40mm程度のほどよいボリューム感で、ビジネススタイルにも人気です。オフィスでも愛用しているかたは本当に多いですよね。

ROLEX コスモグラフデイトナ



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キングオブロレックスと言われるほどに人気のあるデイトナ。定価は、190万円ですが、あまりの人気で市場では2倍以上の金額で取引されています。デイトナのプレミア状態はもう何年も前からなので、しばらく終わることはないでしょう。

私も何度も手に取って見たことがありますが、本当にカッコいい腕時計です。腕時計界には「いつかはデイトナ」という言葉があります。車で言うといつかは「クラウン」みたいな感じです。

しかし、めちゃくちゃなプレミア価格で、かなり高額なモデルとなってしまいました。

OMEGA シーマスター


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登場から70年以上経つシーマスター。この画像は本格的なダイバーズウォッチであるシーマスター300です。

他にもアクアテラなど、スムースベゼルのシンプルなモデルもあります。クォーツ式のバリエーションもあり、高級腕時計入門機としても知られる腕時計です。意識高い系の新社会人にも人気のモデルです。

もちろん潜水に耐えられる本格的なダイバーズウォッチもラインナップしています。

ROLEX サブマリーナー


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ロレックスの中でも一位、二位の人気を誇るダイバーズウォッチ、サブマリーナ。この20年で本当に大幅に値上がりしましたが、現行品はラグジュアリー感がアップしており、価格に見合ったモデルだと思います。

最近ではスーツを着る職場でもよく見かけるようになりましたが、元々は本格的なダイバーズウォッチ。ダイビングにも革ジャンにもよく合います。オンオフを本当に選ばないモデルです。

ハードな使い方ができるので、初めてのロレックスにもよく選ばれるモデルです

OMEGA デヴィル


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オメガ デヴィルは1967年に誕生しました。シーマスターの派生モデル「シーマスター デヴィル」が元になっています。

非常に薄いケースが特徴で、優雅さと気品を備えた都会的な一本となっています。いわゆるクラシックウォッチのひとつですね。
現在ではオメガのフラッグシップと言うにまで成長しました。

ROLEX デイトジャスト


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ロレックスを代表するスタンダードモデル、デイトジャスト。

ロレックスが開発した3大機構をすべてそなえたスタンダードモデルです。1954年から販売され、おそらく世界中に出ているロレックスウォッチの中でも最も数が多いコレクションです。2000年代に入り、腕時計の大型化が進み、41mmサイズの大型モデルも登場しましたが、相変わらず人気なのが昔ながらの36mmのケースサイズです。

芸能人の愛用者も多く、一本持っていれば一生愛用できる一本になっています。

結局、ロレックスとオメガ、どっち?

ここまでお付き合いありがとうございます。

結局はオメガとロレックスどちらが正解かということですが、正解はありません

好きなほう買ってください。どちらも正解です。どちらも人気があり、歴史も永くそれぞれのモデルにストーリーがあります。

きっとどのモデルを選んでも気に入ってしまうと思います。

ただ、ロレックスは新品も中古品も非常に高いです。
世界的に人気があることもありますが、ここ数年毎年のように正規品が値上がりしているのもあると思います。

オメガはその分、価格はかなり抑えられます。クォーツ式なんかは新品で20万円台で購入できます。

周りの認知度はどちらもあまり変わりません。ロレックスもオメガも数々のモデルを見てきましたが、私の個人的感想では若干ロレックスの方が造りは良いと思います。高級感がありますね。というか下位モデルも非常に丁寧に作っているというべきか。

まあ、とにかくオメガかロレックスか、リセールバリューなど周りのとにかく好きなほうを購入したらいいと思います。あなたが買うのは、

どっち?