ロレックスの新作発表と同時に、HPから姿を消したモデルをご紹介します。ロレックスは新作ももちろん注目されますが、ディスコン(廃盤)になるモデルも同じくらい注目される唯一のブランドです。
ディスコンモデルは価値が上がり、市場価格が上昇するためです。今年もすごいことになっています。
ディスコン予想は打率4割
昨年のバーゼルワールドが終わった直後に初めて投稿した記事ですが、グリーンサブマリーナ、サブマリーナデイト、ミルガウス、エクスプローラー、エアキングのディスコンを予想していました。
結果的にすべてのサブマリーナがモデルチェンジとなったため、予想していたグリーンサブマリーナ、サブマリーナデイトが今回ディスコンに。打率は4割でした。
もちろん、来年のディスコン予想も書きますが、今回のモデルチェンジでだいぶわかってきました。ロレックスはどうやら自動巻きムーブメントの更新を急いでいるようですね。
それでは2020年にディスコンになった主なモデルをご紹介します。
グリーン サブマリーナ Ref.116610LV
今回最も大物と言える廃盤モデル。新型は文字盤が黒くなり、41mmにケースサイズがアップしました。リファレンスナンバーは後継と言えますが、もはや別の腕時計になってしまいましたね。
市場価格も新品で240万円まで上昇。本来なら正規価格は100万円を切るモデルです。
まあ、デザイン的に唯一のものになってしまったので、納得はしてしまいます。
サブマリーナ デイト&ノンデイト Ref.116610LN&Ref.114060
10年ぶりにモデルチェンジとなったサブマリーナ。10年前はデイトから、その2年後にノンデイトもモデルチェンジとなったわけですが、まさか同時に更新されるとは思っても見ませんでした。
個人的な予想として、デイトとノンデイトを差別化していくものかと思ってましたが、ロレックスは純粋に日付あり、日付なしとして同じモデルとして扱っているんだと再認識させられましたね。
今回の新作発表に向けて順調に市場価値を高めていましたが、現在中古品もあまり出ていません。各店とも様子見と言った感じですね。
前回のモデルチェンジもセラミックベゼルに変わったりと、変化は大きかったのですが、今回もサイズが40mmから41mmにアップしたりと小さくない変化が見られました。
その他サブマリーナは、金無垢モデル、ロレゾールモデルともにすべて一新されています。
元々貴金属系のサブマリーナは人気もそれほどでもなかったので、今後も安定した市場価値のまま推移していくと思われます。
オイスターパーペチュアル39 Ref.114300
ロレックスの入門機として知られるオイスターパーペチュアル。これまでメンズモデルは39mmが最大でしたが、今回の新作発表で、41mmが登場し、あえなくディスコンになりました。
これで、サブマリーナ、デイトジャスト、オイスターパーペチュアルが41mmと共通のサイズケースに。
ロレックスは大型化を進めているのか?それとも生産効率を上げるために共通のサイズにしているのかはわかりませんが、40mm付近のサイズのモデルは今後、のきなみ41mmにサイズアップするのではないかと思います。
それにしてもオイスターパーペチュアル39は遊び心のあるカラーリングながらも、高級感が高く、オンでもオフでも使えそうなものが多かったため残念です。
ちなみに今回発表された各種サイズのオイスターパーペチュアルは、よりカジュアルに、より遊び心あふれるカラーラインナップとなっています。
戦隊もの的な、いや、ポケモンのようなカラーリングで登場しました。これはこれでロレックスに新しい風を吹かせてくれそうです。
どれも女性が好みそうな色合いです。
まとめ
ロレックスの腕時計は生産終了後も価値が上がり、時には思わぬ値段が付くこともあります。
今回、特にグリーンサブマリーナを正規店で狙っていた方はガッカリしたんじゃないでしょうか?
ここ5年ほどでサブマリーナも100万円では手が届かないモデルになろうとしています。今回廃盤にならなかったモデルも、来年にはわかりません。
買えなかったと後悔する前に、欲しい現行モデルがあれば、早めに手に入れましょう。