現行ロレックスの中で最もお買い得な、コストパフォーマンスが良いモデルはなんでしょうか?機能とかデザインとかいろいろ好みはあると思いますが、真っ先に思いつくのがこれです。
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ROLEX Ref.116900 AIRKINGです。
エアキングはロレックスの中でも最古のペットネームを持つモデルで、2016年から現在の形になりました。
AIRKING/エアキングとは
エアキングが登場したのは1950年代。元々はメンズのドレスラインのモデルとして誕生しました。34mmのケースの小ぶりなドレスウォッチです。初代のレファレンスはRef.5500。この5500は1988年まで、30年以上マイナーチェンジ、派生モデルを増やしながら生産されてきました。
5500後はRef.14000→Ref.114200と5桁、6桁と34mmサイズを守りながら順調に進んできました。
エアキング Ref.116900
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現行エアキング、Ref.116900は先代のエアキングとは違い、40mmというミディアムサイズのケースにサイズアップ。コーポレートカラーのグリーンの秒針、イエローの王冠ロゴ、計器を彷彿とさせる文字盤とセミスポーツとして生まれ変わりました。
しかも、ミルガウスと同じくオーバースペック級の帯磁性を備えて。
まさにパイロットウォッチです。
ジェットエンジンを搭載した超音速カー、「ブラッドハウンドSSC」のコクピット計器をデザインの基にしています。
なぜお買い得なのか?
現行品の同サイズのロレックスウォッチと価格を比べてみましょう。3針モデルでスムースベゼルのスポーツモデルは、エクスプローラーⅠ、ミルガウス、エアキングです。
2019年1月価格ドットコム調べ(新品)
エクスプローラーⅠ:798000円
ミルガウス:842000円
エアキング:698000円
中古ならこれくらいです。
機能的には?
まず機能的には帯磁性を備えているため、ミルガウスと同等です。違いは文字盤と針、ブレスレットがサテン仕上げになります。エクスプローラーⅠとの違いはエクワンはブレスレットがダブルクラスプなところとムーブメントのショックレジスタが強靭というところでしょうか?帯磁性はエアキングには及びません。
この辺りを考えても、エクワンより10万円、ミルガウスとは15万円近く価格差があります。
これだけの機能を持ちながら70万円以下で購入できるスポーツロレックスはエアキングくらいでしょう。
仕様はいいとこどり
このエアキング、実は前述のエクスプローラーⅠとミルガウスのいいとこどりをしているんです。
まず、ミルガウスと同じムーブメントを搭載し、非常に高い帯磁性を誇ります。パソコンだけでなくそれ以上の磁気、例えばレントゲン室や飛行機のコクピットの中を飛び回る磁気もシャットアウトし、専門的なお仕事に就く人でも愛用できます。
それからエクスプローラーⅠのアイデンティティである、ホワイトゴールド製の3,6,9の数字。これがエアキングにもついているんです。
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もしかしたら、エアキングがマイナーチェンジすることになったらエクスプローラーⅠと同じく、エアキングの3,6,9にも夜光塗料が乗るかもしれませんね。
選ぶならコストパフォーマンスの高い一本?
現行エアキングは非常にコストパフォーマンスに優れています。
5分ごとの分表示やカラー付きの文字盤がポップな印象で、ビジネスやフォーマルには向いていませんが、カジュアル使いには最高の腕時計だと思います。
また、2016年以前のエアキングは、未だにロレックスの入門機として非常に人気があります。30万円台と手が届きやすいのも理由でしょう。こちらはビジネスに持って来いですね。カラーバリエーションも豊富なのでいろいろ見てみるといいでしょう。
現行品はこのカラーリングしかありませんが、この色使いはロレックスの他のモデルにはありません。人気が他に集まっている今が買い時だと思います。