世界的にも有名な会社企業の社長、経営者の方々はどんな腕時計をしているのでしょうか?トップに立つと日々のプレッシャーや業務も半端ではないはずです。そんな社長や経営者の方々の愛用しているモデルには、一般市民の私たちにとっても何らかのヒントになるかもしれません。この記事では世界的な有名企業の社長クラスの腕時計を紹介していきます。
アップル社 ティム・クックCEO ロレックス エクスプローラー1 Ref.1016
スティーブ・ジョブズからアップル社を引き継いだティム・クックCEO。本名はティモシー・ドナルド・“ティム”・クック。ナイキの社外取締役も務めます。1998年にアップルコンピュータに入社し、アップルの前CEO スティーブ・ジョブズの元で経営の実務面を担当しながらアップルの躍進を支えてきました。自らがLGBTであることも公表しています。
スティーブ・ジョブズ亡き後、アップル社は衰退すると多くの専門家が指摘する中、業績を伸ばし続けたのはティム・クックCEOの手腕によるところが大きいと言われています。
2018年にはアップルウォッチの売り上げがロレックスを超え、腕時計の売り上げ世界一にもなりました。
そんなティム・クックCEOの愛用するモデルは、意外にもロレックスのエクスプローラー1です。
時代よって企業は移り変わっていきますが、変わらない良さというものを認識するには最適解な一本だと思います。
伊藤忠商事 岡藤正広代表取締役会長CEO ブレゲ トラディション 7067
伊藤忠商事は日本人でなくとも誰もが一度は聞いたことがあると思います。みずほグループの大手総合商社。日本屈指の巨大総合商社であり、アジア有数の異業種複合企業体でもある大企業です。
伊藤忠商事傘下の生活消費関連ブランドは有名なものばかりで、ファミリーマートやポールスミスもこの中に入ります。
岡藤正広氏は2011~2018年まで社長を務め、現在では代表取締役会長CEOを務めます。社長就任後は7年間で3度最高益を更新。稀代の名経営者として知られます。
そんな岡藤正広代表取締役会長CEOの愛用するのは名門ブランド、ブレゲのトラディション 7067です。
入社以来長年籍を置いた繊維部門ではアルマーニをはじめ数々の海外ブランドの輸入販売権を獲得してきた同氏。日本メガネベストドレッサー賞を受賞するほどのオシャレ人なだけに腕時計のこだわりも強いようです。
その他にもオーデマ・ピゲのミレネリーを始め、フランクミュラー、ロレックス、カルティエなど40本ほどのコレクションを所持しているようで、かなりの時計好きですね。
投資持株会社 バークシャー・ハサウェイ ウォーレン・バフェットCEO ロレックスのデイデイト金無垢 白文字盤
世界最高の投資家ともいわれるウォーレン・バフェット氏。世界長者番付のトップ常連です。世界中でもこれほど稼いでいる人はいませんが、生活は質素とのこと。今も1950年代に購入した家に住み、質素な車に乗り続けているバフェット氏は、お金を銀行から引き出して使うよりも、貯金し、増やすことを好み、贅沢品を購入することはなく、自身の資産に比べて支出は比較的少額で慈善事業に多くの資産を費やしているそうです。
11歳から投資を始め、理にかなった行動を一貫してきたからこそ現在の成功があるようで、腕時計の選択も実に理にかなっています。
ウォーレン・バフェット氏が愛用する腕時計はロレックスのデイデイト。このモデルはケース素材に貴金属のみ使用したラインナップとなっています。ロレックスは世界的に見ても資産価値が高い。そして同氏のデイデイトはゴールドの無垢材を使用しているため、金属としても価値が高いのです。最も値崩れしにくいこのチョイスからも合理的に物事を考えていることがわかります。
ロレックスの腕時計を愛用する芸能人、有名人、スポーツ選手、政治家のまとめ記事はこちら。
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ウォルトディズニーカンパニー 初代社長ウォルト・ディズニー パテックフィリップ カラトラバ 96系
ミッキーマウスを中心としたアニメーションスタジオに端を発するエンターテインメント会社、ウォルトディズニーカンパニー。世界中でも最も有名な会社かも知れません。ちなみに傘下の会社もものすごく、ピクサー、ジョージ・ルーカスの設立したルーカスフィルム、アメコミの大手マーベル・コミック、動画配信サービスのHuluなどがあります。
ミッキーマウスの生みの親であるウォルト・ディズニー氏の生前愛用していたモデルは、パテック・フィリップのカラトラバです。最もオーソドックスなタイプのクンロク系のモデルだと言われています。収入に比べて質素な生活だったようで、娘達曰く「家も車も人より少し良い程度」の質素な暮らしを送っていたといいます。カラトラバはらしいチョイスですね。
ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの完成を見ないまま1966年に亡くなりましたが、都市伝説ではご遺体は冷凍保存されていると言います。もし現代にウォルトディズニー氏が蘇ったらどんなモデルを選ぶんでしょうか?
トヨタ自動車株式会社 豊田章男社長 パテックフィリップ カラトラバ クル・ド・パリ
トヨタ自動車株式会社代表取締役社長兼執行役員社長である豊田章男氏。トヨタの社長は第11代となります。
章男氏が社長に就任した当時は、2008年にリーマンショックで71年ぶりの連結営業赤字転落、2010年に世界規模でリコール問題、2010年はトヨタのマスターテストドライバーの成瀬弘が事故死、2011年は3月に東日本大震災と7月にタイ洪水被害による操業一時停止、歴史的な円高などでトヨタは危機的状況でした。しかし、同氏は原点回帰を図り、渡辺社長までの急激な拡大路線を止めて価値分析により原材料費削減や、トヨタF1チームやNUMMI撤退により経営を縮小。また経営幹部の人数を減らして意志決定を迅速化し、世界各地の消費者需要を詳細に把握して地域事情に適合した車種を投入することを決めるなど手腕を発揮しました。2019年には日本企業で初めて30兆円の売上高を達成し、世界のトヨタを牽引し続けています。
そんな豊田章男社長の愛用するのは、パテック・フィリップのカラトラバ、クル・ド・パリといわれるモデルです。クンロク系デザインがカラトラバの主流だとすると、亜流がこのクル・ド・パリといわれるタイプです。特徴的な装飾ベゼルをもちストレートタイプのラグが上品な印象です。
稀代の経営者がチョイスする腕時計の共通点
やはりどの社長や経営者も、本質的にいいものを選んでいるんじゃないでしょうか?
時代に左右されない、流行でもない、最先端でもない、いつの時代も評価されるモデルを手に取っているんじゃないかと思います。
大企業の社長ともなると毎日のプレッシャーは半端ではないはず。そんな戦いの毎日をこの相棒とともに過ごしてるんですね。
先見の目もある有名企業の社長が愛用する腕時計、いかがでしたでしょうか?