最近流行りの青文字盤の腕時計。しかし、そうそうに飽きてしまうとの声もあります。なぜでしょうか?心理学的に分析してみましたのでご覧ください。また、青文字盤の腕時計を購入しても飽きないように付き合っていくにはどうしたらいいかを考えてみました。
最近流行している青文字盤の腕時計
ここ最近の10年で、青文字盤の腕時計はかなり増えたと感じています。また、有名な高級時計ブランドのスタンダードなモデルにも青文字盤がバリエーションとして追加されています。ヴァシュロン・コンスタンタンのオーバーシーズ、オーデマ・ピゲのロイヤルオーク、パテック・フィリップのノーチラスなどは青文字盤にかなり人気がありますよね。
ロレックスのデイトジャストやIWCのパイロットウォッチにもあり、黒文字盤、白文字盤に続き、文字盤カラーのスタンダードになりつつあるのが「青文字盤」なのです。
また、金属ベルト以外では青文字盤と同じカラーリングのベルトで統一感を出している人も、多い気がします。
青文字盤の腕時計は飽きる?
青文字盤が増えてきて選択肢が多くなったことは良いことかもしれませんが、よく言われるのが「青文字盤は飽きる」ということです。
実際に私もよく聞きます。なぜでしょうか?
少し想像してみて欲しいんですが、これから毎日使うG-SHOCKを選ぶとします。オールブラックのモデルとオールブルーのモデル、どちらを選びますか?
私はスーツを着る仕事なので、間違いなく黒のモデルを選びます。
理由はどんな服装にも浮かないこと、使っていて飽きそうにないからです。
青いモデルを選ばない理由はその逆です。この例えは文字盤ではないんですが、近いものがあると思います。
でも、複数本所有できるなら青色のものも欲しいと思います。ぱっと見は青いモデルの方が魅力的に映りますね。子供のおもちゃ感が好きな方は、大人になってからでも多いと思います。
でもこれは非常に極端な例で、青文字盤の腕時計を買っても好きな色なのであれば、すぐに飽きるということはないと思います。ただ、一般的には白文字盤や黒文字盤の方が、飽きないで長く使えるというのは通説です。
そもそも「飽きる」って何だ?
そもそも飽きるってなんでしょう?辞書で「飽きる」と引いてみると・・・
いやになる。飽(厭)く。
だそうです。どうでもよくなるとかではなくて、「嫌になる」ってことみたいです。
もう飽きてみたくもなくなるくらい嫌になる。
安い時計ならいいですが、高い時計なら悲しいことですよね。一本しかないと毎日「嫌なもの」を着けないといけません。これもつらいです。
心理学では、何かに飽きてしまうことを「心的飽和」とよんでいます。専門的に言うと、「飽きる」ということは「同一の作業を長く反復することによって、これを続ける意志がなくなり作業を放棄する現象」です。
時計で言えば、「もう着けたくない」って状態でしょうか。または「売りたい」。それか「手放したい」になると思います。
青文字盤の腕時計に飽きるということは、そういうことです。
ロレックスの青文字盤について考察してみる
ロレックスのコレクションについて考察してみると、ヒントがありそうです。ロレックスは時計ブランドのなかでも群を抜いて、スポーンサードがうまく、ブランド戦略に長けています。自社商品の売り方が格段にうまい企業です。
展開しているコレクションはもちろん、文字盤のバリエーションについてもかなり長い時間をかけて考えていると思います。それも現代のようにあらゆるものが目まぐるしく変わる中、何十年スパンで同じ腕時計を作り続けています。
ロレックスの人気モデルと言えば、デイトナやサブマリーナ―、GMTマスターⅡなどのスポーツモデルです。この中でも普及率が高く、一般人の方にも絶大な人気を誇るのがステンレススチールのモデルです。
実はロレックスのステンレススチールのスポーツモデルで、青文字盤のモデルはありません。
※準スポーツモデルのスカイドゥエラーにはあります。
なぜでしょうか?
ロレックスのスポーツモデルは、一本使いで何十年も使うユーザーもいるといいます。(私も似たような感じです)そこを想定しているため、一般に広く普及するであろう、スポーツモデルには青文字盤がないのではないでしょうか?
ロレックスの青文字盤はホワイトゴールドなど、定価で500万円を超える高額モデルにはけっこうあります。おそらくこのあたりのモデルを購入する人なら他のモデルも持っていることでしょう。
日によって気分で腕時計を付け替えるくらいのコレクションを保有している方ならば、青文字盤の腕時計を毎日着けることはないので、すぐに飽きることはないでしょう。
世界中のどんな企業よりも、ユーザー目線で機械式腕時計を造っているロレックスが、ステンレスケースのスポーツモデルに青文字盤のモデルを用意していないのは、やはり「青文字盤の腕時計は飽きやすい」ということだと思います。
とりあえず青文字盤を試したい!!
青文字盤は高級腕時計ブランドだけに流行しているのではなく、多くの時計メーカーがラインナップに加えています。
とりあえず「青文字盤を試したい!」っという方におすすめなのが、シンプルなモデルの多いノードグリーンです。
私もいきなり高額な青文字盤の腕時計に手を出すのが怖く、ノードグリーンのネイティブというモデルの青文字盤を手に入れました。
定価が2万円ほどの手を出しやすいモデルですが、このサンレイブルーの文字盤は数々の高級腕時計を見てきた私から見てもなかなかいいです。(見てきただけですが)
少し角度を変えると様々な表情を見せてくれるので、飽きそうにありません。文字盤に移ってるのは我が家のダウンライトです。
うん、いい!!普段使ってるのが、ロレックスのスポーツモデルなので、仕事の際に気分によって着けたりしています。青色は個人的に一番好きなので、かなり気に入っています。
質感も高いので、とりあえずスーツに合わせたい腕時計をお探しの方に、ノードグリーンはぜひおすすめしたい時計メーカーです。
ノードグリーンが15%割引で買える?
購入画面から下記のクーポンコードを入れてもらうと、15%割引でノードグリーンの腕時計が購入できます。
青文字盤の腕時計と長く付き合うには
飽きてしまわないように、青文字盤の腕時計とうまく付き合っていくためには、少し変化を付けるといいかもしれません。例えばベルト。ラバーベルトや革ベルトなど、ナイロンストラップなど、様々なカラーや素材の種類のものが簡単に手に入ります。
ベルトは文字盤以上に時計の印象を変えるアイテムです。値段もそこまで高いものはないので、いろいろと集めてみることをお勧めします。青文字盤のモデルに限らずに、どんなモデルも表情を変えて永く愛用できると思います。
他にも長くできるような腕時計を所有するのもいい選択だと思います。同じモデルの色違いはやりすぎだと思いますが、例えば一本はスポーツ系、一本はラグジュアリー系など、キャラクターの違うものがあれば、飽きずに使っていけるいでしょう。
青文字盤の腕時計は飽きる?まとめ
このブログの見解といたしましては、青文字盤の腕時計は飽きます。しかしそれは、黒文字盤や白文字盤と比べての話です。
高級腕時計で青文字盤を考えている方は、ベルトも一緒に何種類か揃えて、気分を変えてみることをお勧めします。また、週に何回かは別の腕時計を着けることで、「飽きる」の防止になるかと思います。
まあでも、青文字盤の腕時計は爽やかでカッコいいですよね。人生はいつまで続くかわかりません「今欲しい」を大事にしてもよろしいのかと思います。