予定では次のバーゼルワールド2020(2021)でエクスプローラー1はモデルチェンジするはずです。ここ30年間では1990年、2000年、2010年と10年ごとに新型に移行しています。この記事では数パターン、新文字盤の予想も合わせてROLEX EXPLORERの新作予想をしたいと思います。
ROLEX EXPLORERとは
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探検家エドモンド・ヒラリー卿と登山案内人テンジン・ノルゲイが、1953年に人類で初めてエベレスト登頂に成功した。
この歴史的偉業を称え、同年の1953年にサブマリーナと共に発表されたロレックスのスポーツモデルです。
その後も完成されたデザインを少しづつ変え、精度と視認性に特化した試行錯誤を繰り返しながら、冒険者のための時計の開発を続けています。
スポーツロレックスといわれるシリーズの中では最もシンプルなデザインで、バリエーションは1種類と非常にこだわりを持ったモデルとなっています。
最近のロレックス新作の傾向
最近のロレックスはルーツと革新、差別化を大事にしています。
昔の名作モデルを彷彿とさせるようなディテールを加えながら、最新のキャリバー、一新した夜光塗料クロマライトを採用した次世代機を次々と発表しています。また、スポーツモデルにジュビリーブレスレットを付けたものも登場しました。それもオイスターブレスレットのバリエーションはなしです。各シリーズのキャラクターによって、差別化を図っているとも言えます。
例えば、バーゼルワールド2018のジュビリーブレスGMTマスター ペプシカラー。
バーゼルワールド2017の赤シードゥエラー。
ここ最近の新作は過去のモデルをリスペクトした新作が多いため、この辺りを考慮すれば、おのずと答えは見えてくると思います。
特にスポーツモデルの差別化は顕著ではないでしょうか?
2019年にも青黒のGMTマスター2がジュビリーブレスで出てきました。シードゥエラーも43mmと唯一のサイズに、新型のヨットマスターもホワイトゴールド仕様ながら42mmサイズとなりました。ここも重要でしょう。
また、最近の時計界の動向にも注目していきましょう。
①ポーラー(白文字盤)
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上の画像はエベレスト登頂に使用された、ロレックス オイスターパーペチュアルです。
そう、白文字盤なんです。
白文字盤のエクスプローラー1はバーゼルワールド前の新作予想でよく出ます。コラが簡単なんですかね?
エクスプローラー2には白文字盤があるということだったんですが、それは出ないだろうと思ってましたが、バーゼルワールド2019のロレックス新作で考えが変わりました。
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左側はバーゼルワールド2019のシードゥエラーです。このモデルのルーツは画像右にある 深海潜水艇バチスカーフ・トリエステ号に取り付けられた、試作機「ディープシー・スペシャル」です。
このダイバーズウォッチの試作品はコンビモデルでした。そう、今年の新作シードゥエラーはこの試作機のオマージュなんです。
これが出たということは、白文字盤のエクスプローラー1がバーゼルワールド2020(2021)で出てもおかしくないと思う次第です。
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こう見るとなかなかかっこいいです。オイスターパーペチュアル39に似たものがあったような。視認性を重視するエクスプローラー1なので、インデックスのカラーリングには工夫がいるかもしれませんが、少し暗いところでは白文字盤の方が視認性が良いと言います。
十分あり得ると思います。
期待度:☆☆☆
② 文字盤フォントを変更
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これはバンフォードのカスタム品ですが、フォント変更となれば、旧書体になる可能性が高いのではないでしょうか?
ヴィンテージロレックスでその人気ぶりは証明されていますし、新型のように3,6,9の文字に新夜光塗料のクロマライトが載れば、視認性も高いと思われます。
39mmサイズでも意外と丸っこくて可愛いと思います。文字盤が間延びしてしまうので、そこはうまく調整して欲しいですね。このフォントでモデルチェンジすれば、大変な人気が出そうです。
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現行型のエクワンをちょいといじってみました。
旧モデルのRef.1016の書体を載せてみました。コラが下手なのはご容赦ください。秒針消えちゃってる。でも十分雰囲気は伝わりますよね?
これ絶対人気出ると思うんですがどうでしょうか?
全く違うフォント
最近流行りの数字書体にこんなものがあります。
オーデマ・ピゲのCODE 11.59という新作なんですが、数字が特徴的ですよね?黒文字盤でこれだけかっこよければエクスプローラー1の書体もこれで行けるんじゃない?と思うわけですよ。
で、コラったのがこれです。
やっぱりこれはなしです。すみません。なんかカカシの顔見たいな文字盤になってしまいました。うん、これはない。カッコ悪い。
まあ、文字盤のフォント変更はありえるということで。
期待度:☆☆☆☆
③ 37mm ダウンサイジング
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上の画像は左が39mmの現行品、数十年続いた36mmモデル。
改めて見ると、3mmの差はかなり大きいです。2000年代から腕時計のサイズは巨大化し続けてきました。パネライなどのデカ厚時計の影響です。
そのせいか、ロレックスよりも格上のブランドの腕時計も巨大化し続けてきました。例えば、パテック・フィリップのノーチラス、ヴァシュロンコンスタンタンのオーバーシーズ、オーデマ・ピゲのロイヤルオーク。雲上三大時計の主力であるスポーツウォッチは発売開始時は36mmモデルでしたが、のきなみ40mm付近のサイズに上げてきました。
ところがここ数年で変化がありました。ヴァシュロンコンスタンタンとオーデマ・ピゲが37mmにサイズダウンして新作を出しています。
オーバーシーズとロイヤルオークに関しては、バリエーションを増やしたという形ですが、エクスプローラー1は1モデルしかないのが伝統なので、少し難しいかもしれませんが、小ぶりなエクスプローラー1は未だに市場でも人気があるのでありえると思います。
なぜ37mmなのかというところですが、36mmサイズに戻せば、オイスターパーペチュアル36やデイトジャスト36と被ってしまいます。
最近のスポーツロレックスは他モデルと差別化するようになってきているので、他と被らない新サイズとなれば、差別化も話題性も抜群だと思います。36mmの復活よりも37mmの新型の方が差別化としては顕著でしょう。
ぜひバーゼルワールド2020(2021)ではこんな革新的なエクワンを期待します。
たった数ミリでこれだけ語れる。やはりエクスプローラー1はすごいモデルです。
期待度:☆☆☆☆
④ 超マイナーチェンジ
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正直なところ、2016年にマイナーチェンジを施されているので、来年はないか、見た目的には超地味なマイナーチェンジで終わるような気もしています。
「SWISS MADE」の間に王冠マークが入ったり、新キャリバーが搭載されたりくらいでしょう。
思えばRef.14270からRef.114270にモデルチェンジした時も地味なマイナーチェンジでした。現行モデルはサイズチェンジという大きな転換があったので、このままというのが可能性が高いのではないでしょうか?
期待度:☆☆☆☆☆
いったいどうなってしまうのか!?
バーゼルワールド2020の予想をお送りました。
ロレックス エクスプローラー1は超定番、超人気機種なため、ロレックスも新作には非常に慎重なるとは思います。
バリエーションがなく、1つしかないところも冒険しにくいところでしょう。大幅なテコ入れは難しいのではないでしょうか?ペットネームは日本語で探検家なんですけどね。
モデルチェンジになれば、リファレンスナンバーはRef.224270になると思います。
しかし、ロレックスの開発部門の方に言いたい。エクスプローラー1のペットネームは「探検者」ですよ?
ぜひ思い切ったモデルチェンジで楽しませて欲しいですね。
※2020年、コロナの影響で、ロレックス新作は9月に発表を行うことを明言しました。