ロレックスのパイロットウォッチ、エアキングを愛用する芸能人や有名人を紹介します。昔はロレックスの中でも入門モデルといった位置づけだっただけに、使いやすいところが魅力的ですが、現行モデルはスポーツウォッチとして、ヴィンテージモデルはクラシックなフォーマルウォッチとして現在でも親しまれているようです。
ロレックス エアキングとは?
ロレックス エアキングは1950年代のRef.5500が最初のリファレンスナンバーになります。34mmの少し小ぶりなケースに3針と非常にシンプルなモデルで、ロレックス入門モデルと言われた時期もありました。
一度は「Air King」の名も廃止になりましたが、2014年に登場した最新モデルRef.116900はサイズを40mmにサイズアップし、エクスプローラーⅠから流用した文字盤とミルガウスから流用した高い耐磁性を誇るCal.を搭載し、本格的なパイロットウォッチとして復活しています。
現行モデルの文字盤は非常にユニークで、ロレックスのクラウンロゴはイエロー、秒針、インデックスはコーポレートカラーのグリーンを採用し、これまでにない配色になっています。
質実剛健、真面目でデザインで遊ぶことの少ないロレックスのデザインチームがこれだけ攻めたデザインを市販化したことは珍しいことですし、廃盤になれば資産としても楽しみなモデルです。
旧型モデルは50年以上とかなり長い間生産されているため、クラシックなものからビジネスのお供に心強いものなど、安価ながら沢山のバリエーションがあり、選ぶ楽しさがあります。
また、最も安く購入できるロレックスウォッチだったためか、私が社会人になった2000年代初めは若いビジネスマンがこぞってエアキングを着けていたことを覚えています。サイズも34mmで強く主張しすぎないので、若いビジネスマンが顧客の信頼を得るためにはマストな腕時計だったと思います。
エアキングを愛用している芸能人
愛用している芸能人や有名人の方々も、我々を楽しませてくれている人たちばかりです。それでは見ていきましょう。
マイケル・ブーブレ Ref.116900
ロレックスアンバサダーの著名な一人であるマイケル・ブーブレ。ロレックス公式HPでのプラチナのデイトナを着けていますが、ご本人のインスタグラムではこのエアキングを着けた写真を投稿しています。
太田雄貴 Ref.116900
元フェンシング日本代表で、東京オリンピックの招致にも一役買った太田雄貴さんも現行エアキングの愛用者の一人です。バラエティ番組に出演した際にも着用していたため、普段から愛用しているのだと思われます。
木下ほうか Ref.??
木下ほうかさんが愛用するエアキングは14K無垢の中東モデル。他のモデルにもありますが、中東の富豪から個人オーダーでロレックスが文字盤に加工をしているモデルです。
よくこんな感じでマークが入っています。けっこういろいろな種類あり、どれも激レアです。
木下ほうかさんは芸能人の中でも屈指のヴィンテージウォッチ好きで知られており、オリジナルの腕時計を作って販売してしまうほどなんで、愛用機にはものすごいこだわりがあるみたいですね。
この他にもヴィンテージエクスプローラーⅡ Ref.1655や4桁のデイトナを所有しています。
トータス松本 Ref.14000M
大人気ロックバンド「ウルフルズ」のボーカルであるトータス松本さんが長年愛用しているのはピンクの文字盤の旧型エアキングです。ピンク色の文字盤の腕時計をさらりと着けこなせる大人の男性って素敵ですよね。
サイズは34mmと最近の男性の腕時計としてはかなり小ぶりな部類ですが、ピンクの文字盤だとまた雰囲気がかっわてきます。意外とどんな服装にも合う万能モデルです。
レイザーラモンHG Ref.14000
お笑い芸人であるレイザーラモンHGさんの愛用する腕時計は、クロムハーツでカスタムされたエアキングです。レイザーラモンHGさんが付けているのは時計のケースを丸ごと覆ってしまうタイプ。
クロムハーツのカスタムベルトはそれ自体がかなりゴツイので、個人的にはエアキングのケースサイズくらいがちょうどいいと思います。
シンプルにベルトのみ交換するタイプも気軽に買えられるので、おすすめです。
ザカリー・クイント Ref.14010
日本でも人気であった米ドラマ「HEROS」や映画「スタートレック」でおなじみのザカリークイント。彼も旧型エアキングの愛用者です。ベゼルが特徴的なRef.14010を愛用しています。
知的なザカリークイントが着けるとかなり良い感じですね。やはりスーツが良く合うモデルだと思います。
マーク・ウォールバーグ Ref14000M
人気ハリウッド俳優であるマーク・ウォールバーグ。「トランスフォーマー」、「テッド」など人気作品に出演している大物であり、腕時計好きでも有名です。
インスタグラムからは、ロレックスの人気モデルからダイヤモンドをちりばめた豪華なモデル、パテック・フィリップのコンプリケーションなどを所有しているようですが、カチッとしたフォーマルなスタイルではこのエアキングを着けるようです。
ライアン・レイノルズ Ref.5500
映画「デッドプール」で有名なライアン・レイノルズ。彼がアカデミー賞やグラミー賞で着用していたのがこのヴィンテージエアキングである Ref.5500です。
Ref.5500は1950年代から生産され非常に長い期間造られていたため、様々な文字盤のバリエーションがありますが、このタイプはかなり古いものです。
映画、ドラマでエアキングを着用した芸能人
ロレックス自体、映画やドラマの小道具としてよく使われますが、エアキングは小ぶりで悪目立ちしないためか、割と頻繁に使われています。
ヴィンテージモデルもあるので、少し前の時代の作品でも違和感がありませんしね。
唐沢寿明さん Ref.5500
テレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル「あまんじゃく 元外科医の殺し屋が医療の闇に挑む!!」にて着用されました。有名時計店のジャックロードさんが貸し出したもの。
ジャックロードさんは芸能人が着用したものも、メンテナンス後にそのまま売りに出すので、芸能人がドラマや映画で着用した個体を手に入れることができるかもしれません。
木村拓哉さん Ref.5500
2008年の月9ドラマ「CHANGE」に出演した際に着用しました。唐沢寿明さんが着用したモデルと同じ白文字盤。
白文字盤のRef.5500は小ぶりで控えめな印象から、フォーマルな服装にも良く合います。
桐山漣さん Ref.5500
ドラマ「探偵が早すぎる」に出演した際に着用されていました。こちらもジャックロードさんの貸し出し品です。
木下ほうかさん Ref.??
ドラマ「アキラとあきら」で着用されていました。原作は池井戸潤さんのオリジナル文庫です。ジャックロード貸し出し品。
古いモデルでたまにみかけるデイト付きのエアキングです。ベゼルとリューズのみゴールドを使っているモデルって他にないんですよね。アンティークな雰囲気が漂います。
今、おすすめのエアキング
エアキングは使い勝手がよく、操作も簡単なことからファーストロレックスにもおすすめなモデルです。芸能人も愛用するこのモデルのおすすめをご紹介します。
現行エアキング Ref.116900
現行ロレックスの中でも割安感のある現行エアキング。他のモデルはかなり高騰していますが、現行エアキングはまだまだお手頃に入手できます。
また、そろそろ新型に移行か廃盤になることが予想されるため、今後の資産価値も楽しみな一本です。
旧型エアキング Ref.14000M
旧型モデルであるRef.14000M。おすすめする理由はやはり価格です。現行モデル並みの堅牢さや精度を持ち、文字盤の種類も豊富であることからファーストロレックスに最高のモデルです。
また、2019年の新作ロレックスでは派手なカラーのオイスターパーペチュアルが話題を集めていますが、エアキングのピンク文字盤もなかなかロレックスにはないカラーです。
スーツなどのビジネスにも、Tシャツ短パンのプライベートにも使える万能さがあります。
ヴィンテージエアキング Ref.5500
30万円以下から選べるヴィンテージエアキング。2021年となった現在、ほとんどのヴィンテージロレックスはとんでもなく高騰していますが、エアキングはまだ上がっていません。
特におすすめしたいのが、針の先のとがったドルフィンハンドのものや古いオリジナルの文字盤が載った個体です。
今後高騰するのは目に見えているので、5500を選ぶならこいうディテールにこだわって選ぶのが正解だと思います。
エアキングを愛用する芸能人まとめ
ロレックス エアキングを愛用する芸能人、有名人を紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
入門モデルとされてきたモデルですが、多くの芸能人や有名人が愛用、着用しているモデルといえます。とくに34mmの旧型モデルは今後価格も上がりそうですし、購入するなら今がチャンスといえるでしょう。
そろそろ新作が出る時期ですし、そちらも期待したいところですね。