IWCの人気モデル「ビッグパイロットウォッチ」は男らしい大き目のサイズ感と厚み、パイロットにふさわしい機能性と堅牢性でIWCの主力を担うシリーズです。サッカー選手やアルピニスト等、機能性と堅牢性でこの一本を選ぶ人は少なくありません。IWCの腕時計を一本持つなら是非お勧めしたいモデルです。
歴史あるIWCを象徴するシリーズ
IWCのビッグパイロットウォッチは2002年に登場していますが、パイロットウォッチシリーズはなんと1936年から始まっています。今から約80年以上前のことです。最初のパイロットウォッチは大きなサイズに丈夫なボディ、手袋をした状態でも使える大きなリューズ、気温差にも強く、耐磁性能があるなど、航空飛行士のことを考えた一本となっていました。
この最初のパイロットウォッチを模してさらに進化させたモデルこそが、現在のビッグパイロットウォッチなのです。もちろん機能性は保ちつつも進化を遂げています、
そしてこのビッグパイロットウォッチは現在5種類から選ぶことができます。どれも個性に富んだモデルばかりです。
今回は最もポピュラーな3モデルを見ていきましょう。
クラシック IW501001
46.2mmのステンレススティール ケースに耐磁性軟鉄製インナーケース、7日間パワーリザーブを装備した最もスタンダードなビッグパイロットウォッチ。大きな円錐型のリューズが人目を引きます。
コクピットに屋根もなく、雨風をしのぎながら飛行していた航空黎明期には厚手の手袋をしているため、大きなリューズが必要不可欠でした。また、計器の時期にさらされるため、耐磁性も求められていました。
そんな名残を残したこのビッグパイロットウォッチはまさにパイロットのための腕時計だと言えます。
腕に着けても大き目のサイズが目を引きます。黒で統一されたデザインなので、スーツに合わせても違和感がありません。
最も使いやすいビッグパイロットウォッチと言えるのではないでしょうか?
プティ・プランス IW501002
ブルーの文字盤を備えた特別なシリーズ、プティ・プランスはフランスの作家、アントワーヌ・ド・サンテグジュペリの「星の王子様」をモチーフにしています。
物語では、小さな王子さまが7つの惑星とそこに暮らす王さま、うぬぼれ男、呑み助、実業屋、点燈夫、地理学者といった住人たちを訪ね、長い旅の終わりにバラの花の元へと戻っていく様子が描かれています。
ブルーの文字盤にブラウンのサントーニ社製カーフスキン・ストラップが非常に映えます。着ける人をなんとも知的に見せてくれる一本です。
大きなサイズのモデルですが、ブルーの美しい文字盤が爽やかに魅せてくれるモデルです。
ヘリテージ IW501004
歴史的に名高い「ビッグ・パイロット・ウォッチ 52 T. S. C.」にならったデザインが独特のヴィンテージな雰囲気を醸し出しています。
ケースには軽量で耐久性に優れたチタニウムが採用されており、大きい腕時計ですがその重量は150gを切ります。大きなサイズながら疲れ知らずで着用できるのは嬉しいところ。
このヘリテージモデルにはブロンズケースのものもありますが、普段使いするなら軽量なチタニウムケース製のこちらがおススメです。
少し黄色がかった夜光塗料に青色の針がレトロなイメージの一本です。ヴィンテージ調の腕時計が2019年くらいから流行しだして人気が上がっているモデルです。
Big Pilotシリーズの価格は?
正規店購入で¥1,582,200ほど。並行輸入品で130万円前後でしょうか。
中古品になれば古いものであれば100万円を切るものもあります。どのように購入するにしても、普段使いからONの時まで活躍してくれる一本になりそうです。
私ならどれを選ぶか?そうですね。最もクラシックなIW501001に一票入れたいと思います。