1本目のロレックスを買ってから早4年。もうそろそろ二本目を買おうかと動き出しました。狙うはヴィンテージ エクスプローラー1 Ref.1016です。1本目を買った時には現行モデルは故障も少ないだろうし、頑丈だろうということで、現行のエクスプローラー1にたどり着きましたが、2本目は完全に趣味です。
そこで、1016や突発的に考えも変わるかもしれないので、他の現行モデルも含めて検討しようと見てきました。
初めて出会ったRef.1016のL品番
ヨットマスターロレジウム、旧型のサブマリーナまで考えたいということで、某有名ロレックス専門店にて物色。初めてL品番の1016をじっくり見させて頂きました。L品番とはヴィンテージロレックスとして有名なRef.1016の最終品番で、1988年頃に生産されたものです。同じく1987年製造R品番も全く同じ仕様になります。これまで散々見てきたつもりの1016でも新たな発見がありました。
これまで見向きもしなかった高年式モデル
私はいわゆる最終型、高年式モデルと呼ばれるR品番、L品番に私はこれまで見向きもしませんでした。
その理由は?
・ヴィンテージにしては新しすぎる
・値段がとにかく高い
この二点です。ようは無駄に高いというイメージ、レッテルを勝手に張って見ようともしませんでした。オールニューの1016が二本買えてしまう金額ですから。同じモデルなのになぜ100万円単位で高いのか?こだわりの強いお金持ちの細かすぎる趣味モデルくらいに考えていたんです。
なぜなら他にも高額なトロピカルダイヤルやサークルミラーは明らかに見た目で、普通のマットダイヤルの1016とは違いがありますし、明らかに古びたケースに時間の流れによるロマン的なものを感じたから高価な値が付けられていてもなんとなく納得していました。
これまでL品番等の最終品番の個体を生で見たこともなかったので、なぜこんなに高いのかがわかりませんでした。
しかし、今回じっくり見させてもらってようやく良さがわかってきました。
Ref.1016の高年式モデルの良さ
良さ、特徴として、
・文字盤の3,6,9の文字が丸っこくてカワイイ
・真新しいためかケースがしっかりしていて痩せが少ない
・文字盤の焼けが少ない
今まではヴィンテージらしく、焼けた文字盤の方がいいと思っていたんですが、白い文字もなかなか良いんですよこれが。トリチウムの夜光塗料をもちろん使っているので、光らないんですが、これなら視認性もよさそうだと思いました。丸っこい数字もなんだかかわいらしく見えてしまいます。探検家のためのプロツールのはずなのに、そのギャップがたまらなくいいんですよね。
また、R,L番の文字があまり灼けていないのはただ単に日が経っていないのではなく、塗布している塗料に違いがあるようです。
これより新しい5桁モデルでもトリチウムを使っている文字盤は焼けがでて個体によってはもうけっこう茶色くなってますよね。それでもR、L品番の1016は焼けている個体が少ないと店員さんはおっしゃっていました。
高年式のRef.1016を腕に着けると
今回、L品番の1016を初めて腕に着けてみてよくわかりました。
高いのには何かしら理由があるもんだと。
着けてみて「あ、これいいな。」、そう思わせてくれるものが十分にありました。
まあ、ただ高いんですけどね。
これ候補に入れちゃうと、1016を購入するのにはまた日がかかりそうです。今回、出会いがあれば本気で買うつもりで出かけたんですが。他にも予算内で3本の1016を他店含めて見たんですが、L品番の個体を見た後では購入する気にはなれませんでした。
良い出会いではありましたが、また予算を増やすように努めたいと思います。
こだわってしまうととんでもない金額になってしまいますが、1016だけはとことんこだわりたいと思います。
1016買っちゃいました
2021年吉日。ついにエクスプローラー1 Ref.1016を購入いたしました。
R,L品番ではなく、前期型のモデルですが、いい状態のオリジナルケース、交換用ですが灼けの少ない文字盤に惹かれました。
ヴィンテージウォッチはやはり、多少値が張っても状態のいいものを購入することをお勧めします。