パネライ ラジオミールを愛用する芸能人、著名人まとめ

イタリア発祥の腕時計メーカー、パネライ。テレビで見る芸能人や世界中の著名人に愛用されています。中でも”ラジオミール”というモデルは、パネライが最初に作ったモデルであり、永い歴史を誇ります。
この記事では、パネライ　ラジオミールを愛用する芸能人や著名人を紹介していきたいと思います。

パネライを有名にしたのはハリウッドスター

パネライは１８６０年にイタリアで創業しましたが、１９９３年まで我々のような一般人が見ることはありませんでした。それは、パネライが元々、イタリア海軍向けの精密機器メーカーだったからです。１９９３年にイタリア海軍との契約が切れ、民生向けに腕時計を製造、販売を開始します。

そこで、パネライを世界的に有名にしたのは２人のハリウッドスターです。2002年の映画「トランスポーター」では主演のジェイソンステイサムがシリーズを通してパネライの腕時計を着用しました。また、シルベスタスタローンは、自身の名前をモデル名に入れてもらうほどのパネライ愛好家です。もちろん自身の出演する映画にもパネライのモデルを着用しています。

パネライのモデルはそれまでのリストウォッチに比べて、大きくて厚みがありますが、この二人の着用で「デカ厚ブーム」と言われる時計界でも大きいパラダイムシフトを起こしていきました。

最初のパネライウォッチ

1930年代、パネライ社は精密機器納入業者であった縁でイタリア海軍より潜水部隊用時計の製作依頼を受けました。パネライ一族が経営していたスイスの時計店がロレックスの代理店だった縁で、ロレックス製の防水ケースのノウハウやムーブメントの供給を受け、軍用ダイバーズウォッチ”ラジオミール”を1938年に製品化しました。名前の由来はラジウムを含む夜光塗料“radiomir”を使用したことによります。そのために現存している古いパネライのモデルにはロレックスの文字やクラウンマークが文字盤に載っている個体が多く見受けられます。

先にも後にもロレックス社が他メーカーにムーブメントを供給したのはこの時のパネライのみです。このラジオミールは視認性を保つために現在と同じくケースサイズは４７ｍｍあります。また、夜光塗料“radiomir”の強い発光を極限に活かすために、文字盤のインデックスに夜光塗料を塗布するのではなく、文字盤を二重式としている点も現在でも受け継がれています。

当時と変わらないデザインや機能性、サイズ感もパネライが世界的に人気ブランドになった要因でしょう。

愛用する著名人

パネライのモデルはどのモデルも生産本数が少なく、一度市場に出てしまえば手に入れるには苦労することになります。モデルチェンジやディスコンも頻繁に行われるため、どのモデルにも希少価値があります。パネライのモデルの特徴は、どのモデルを見てもぱっと見でパネライの時計だとすぐにわかる点です。逆にどのモデルかまでは、よほどのパネライ好きにしかわからないでしょう。

人気のモデルはやはりルミノールです。ラジオミールはやはり愛用している人を探すのに苦労しました。

二つのケースデザイン

ケースデザインは大きく分けて二つあります。それはラジオミールとラジオミール１９４０です。

ラジオミール1940は、ラジオミールとルミノールを組み合わせたようなデザインが特徴的です。ラジオミールからルミノールへと変化していく1940年代のデザインから着想を得ています。

大きな違いとしてはベルトを止めるラグが太く、より現代的なデザインになっています。ラジオミールの方が丸みがあり、1940の方がラグの部分など角ばった部分が多いデザインです。

ラジオミール

ラジオミール1940

ラジオミールの価格は？

パネライの腕時計は正規価格で５５万円～となっています。

正規店で購入しても並行品、中古品とアフターメンテナンスの差別はないので安く購入したいなら並行品、中古品がおススメです。スタンダードな手巻きのモデルは構造も単純なので、故障も少ないと聞きます。

パネライの中でもシンプルなロゴなんかは最も手が届きやすい価格設定です。

最もシンプルなラジオミールで中古品ならば４０万円以下のものもあります。

大人を虜にする魅力

パネライはルミノールやサブマーシブルなどのリューズガードが付いたモデルの方が現在のところ、人気は上です。

しかし、少し丸みを帯びたフォルムやパネライ初の時計というところを考えればラジオミールも本当に魅力的なモデルです。パネライの腕時計は元々シンプルでヴィンテージテイストが強いものが多いですが、ラジオミールはよりヴィンテージ感が強いです。文字盤の種類もスタンダードな数字のものからユニークなカリフォルニアダイヤルなど、バリエーションも豊富です。

着用している芸能人の方も、本当の時計好きがラジオミールを好んでいるという印象があります。ルミノールからリューズを取っただけのモデルではありません。機会があれば、ぜひラジオミールを手に取って見てください。