世界的な日本人登山家の野口健さんはなかなかの時計好きなようです。登山家にとって時間を知るための、非常に重要なツールの一つであるので、腕時計にこだわりがあるのも納得です。野口健さんはNPO法人PEAK+AID(ピーク・エイド)代表として、ヒマラヤ・富士山での清掃活動といった環境保護への取り組み、また遭難死したシェルパ族の子どもたちへの教育支援「シェルパ基金」やヒマラヤでの学校建設・森林づくり、第二次世界大戦の戦没者の遺骨収集などの社会貢献活動を行っているプロ活動家としての顔も持っています。今回の記事は野口健さんの愛機を紹介します。
ロレックス GMTマスター ペプシカラー
本人のプロフィールのメイン画像に共に映っているのがこのロレックスのGMTマスターです。正直、リファレンスはわからないので、GMTマスター2かもしれません。
プロフィールに使っているくらいだからかなり思い入れのある一本なんでしょう。
GMTマスターは複数のタイムゾーンを把握しているので、海外での登山活動時にはもってこいの機能です。
soue:http://www.noguchi-ken.com/PROFILE/
GMTマスターは2000年代に入るまでは、あまり人気のあるシリーズではありませんでしたが、海外で仕事をする人には昔から重宝されてきたロレックスです。
日本人でも世界を相手にする大物は昔からGMTマスターを愛用してきました。
IWC ビッグパイロットウォッチ IW500401
IWCの人気モデル、ビッグパイロットウォッチ。数あるビッグパイロットウォッチのなかでも野口健さんの愛用するものは、最もクラシックなタイプです。
愛用しているビッグパイロットウォッチは一世代前のIW500401。
海外に出る時も頑丈であるため、これ一本でいけると雑誌のインタビューで語っていました。
ちなみにこのビッグパイロットを着ける時だけは、右腕に着けるそうです。理由はリューズがデカすぎて手に当たって痛いから。
IWC パイロットウォッチクロノグラフ トップガン ミラマー
パイロットウォッチクロノグラフでは、トップガンミラマーですね。2016年に発表された比較的新しいモデルです。
トップガンシリーズの名前は、米海軍の戦闘機戦術教育特別コースに由来します。このプログラムにおいてトップクラスの海軍パイトロットが育成されます。
ジェット機のエリート向けに造られるシリーズなので、トップガンにはセラミック、チタニウム、セラタニウムなどの最新の素材を使用し、エリートパイロットが求める特殊な条件を満たすようにデザインされています。
IWC アクアタイマー KEN NOGUCHI
IWC好きがこうじてか、世界的な実績を考慮されてか、ついに野口健モデルまでもが登場しました。
このアクアタイマーはシェルパ基金モデルとして、野口健さんの活動をサポートするために、IWCが日本限定で200本つくった限定品です。
野口健さんには夢のような出来事だったに違いありません。限定200本ということでなかなか市場には出てこない一本となっています。
裏蓋にもしっかりと「KEN NOGUCHI」が彫られています。
IWC ポルトギーゼ FAジョーンズ
2006年に限定発売されたポルトギーゼFAジョーンズ。懐中時計のように美しいリストウォッチです。
ポルトギーゼは1930年代にポルトガルの商人のために、懐中時計のムーブメントを使用して造った腕時計がその元になっています。
2006年に限定販売されたモデルで、自身のエベレスト登頂記念に購入したそうです。
なんとエベレスト下山中に衛生電話で注文をしたという思入れ深い一本。
普段でも未だに愛用しているようです。なかなかこういうエピソードがあるモデルって手放せませんよね。
最近のIWCにはあまりない、シンプルで美しい時計だと思います。
野口健の腕時計 まとめ
愛用する時計から、かなり時計好き、というかIWC好きというのがわかったと思います。
特にIWCのアクアタイマーは凄すぎると思います。高級時計の世界で、日本人でシグネチャーモデルが出ている人なんてそうはいません。ウブロの田中マー君くらいでしょうか?
それだけ野口健さんの活動は、世界的にも高く評価されているということですね。
同じ日本人として誇らしいです。